大学院連合農学研究科（UGSAS）は，インドネシアのスブラス・マレット大学，ガジャマダ大学，Ikatan Ahli Lingkungan Hidup Indonesia (IALHI)と共催し，令和元年11月18日（月）～19日（火）の２日間，ガジャマダ大学にて，「Climate Change: The Risk to Sustainability and Environmental Issues」と題し，第４回 International Conference on Climate Change 2019(以下ICCCという) を開催しました。
　本学及び研究科からは，鈴木文昭理事（国際・広報担当），千家正照研究科長，平松研教授，中野浩平教授，今泉文寿准教授，乃田啓吾助教，田中貴助教が参加し，千家研究科長が「Climate Change Impact on Irrigation」と題し，気候変動が灌漑に及ぼす影響をテーマとした基調講演を行いました。また，バングラデシュ農業大学（バングラデシュ）からMd. Abdul Mojid 教授，Atikur Rahman教授，チュイロイ大学（ベトナム）からNguyen Thu Hien准教授など多数の教員を招聘し，様々な視点から気候変動の影響と対策についての講演がありました。ICCCには合計１２５名が出席し，参加者による活発な議論が行われました。

　ICCCは今年度で４回目を迎え，気候変動が人間生活や環境問題に与える影響をモニタリングし，改善するための努力を継続して行っており，環境，農業，法律，社会，経済，文化など様々な視点から気候変動に関する課題が議論されました。
　これらの成果は論文として取りまとめられ，現時点で，発表論文のうち６２編が査読を終えており，１月中を目途にオンライン上で公開され，Scopusに登録される予定です。ICCCの成果が研究者，技術者による気候変動研究の発展に大きく貢献することを期待します。