シンポジウム「専門職養成学部における発達障害のある学生の支援を考える」を開催しました
10月27日(日),堀田亮保健管理センター助教,川上ちひろ医学教育開発研究センター併任講師,高口遼太朗障害学生支援室特任助教は,岐阜大学創立70周年記念事業の一環としてシンポジウム「専門職養成学部における発達障害のある学生の支援を考える」を開催しました。
発達障害学生支援に関するシンポジウムは,2017年度から開催しており,これまでは大学と地域の連携体制の構築に焦点を当ててきました。3回目となる今回は,医療系や教育系といった専門職養成学部における発達障害学生支援をテーマに内容を企画しました。
当日は大学教職員のみならず,教育,行政,福祉関係者など,62名もの参加がありました。
冒頭に小越真一朗独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 障害学生支援課長から機構としての発達障害学生支援に関する取り組みや今後の展望が紹介されました。
シンポジウムは二部構成となっており,第一部は,舩越高樹京都大学学生総合支援センター障害学生支援ルーム高等教育アクセシビリティプラットフォーム特定准教授,松村齋大垣女子短期大学 幼児教育学科長・教授,稲葉政徳岐阜保健大学短期大学部 リハビリテーション学科講師が「入学から実習前の支援」をテーマに発表を行いました。
第二部は,舩越特定准教授,川上併任講師,安田和夫岐阜聖徳学園大学 学生支援センター・教育学部 特別支援教育専修センター長・教授,稲葉政徳講師が「実習の支援」をテーマに発表を行いました。
第一部,第二部の各発表後には,4〜6名の小グループでグループディスカッションを行い,専門職養成学部における発達障害学生支援の課題の共有,情報交換を行いました。発表者に対する質問も多く出て,活発な議論が交わされました。
障害者差別解消の施行に伴い,障害学生支援に関する取り組みは各地で広がりを見せております。しかし,「専門職養成学部」に焦点を絞った本会のような取り組みは全国的にも先駆けと言えるものです。本学は今後もこのような活動を継続,発展させていきます。
2019.11.05
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