お知らせ

本学図書館が岐阜県図書館と共催で研修会を開催しました

 本学図書館は,10月4日(金)に,本学図書館ラーニングコモンズにおいて岐阜県内の大学図書館,公立図書館及び公民館図書室等職員を対象に,根本彰慶応義塾大学文学部教授を講師に招き,「地域における公立図書館・大学図書館の役割」についての研修会を開催しました。
 本研修会は本学と岐阜県との包括連携協定に基づく事業の一環として開催したものであり,当日は,県内5大学から13名,公立図書館15館から31名,公民館図書室等から1名の総勢45人が参加しました。
 根本講師から,地域の中で図書館が果たすべき役割や使命である,地域(郷土)資料の収集や提供等図書館サービスの在り方等について課題提起がなされた後,事例発表として,岐阜市立中央図書館(ぎふメディアコスモス)から,利用者(地域住民)に対する地域(郷土)資料の配置,利用者参加型のイベントや活動スペース等の紹介があり,引き続いて,岐阜女子大学からは,デジタルアーカイブの意義と文部科学省の私立大学研究ブランディング事業として実施している,「飛騨高山の匠の技デジタルアーカイブと伝統産業の振興」等の実践活動が報告されました。その後,岐阜大学図書館内に6月1日にオープンしたアーカイブ・コア(学部等が保有する貴重な学術資料を大学として保存,活用する組織)の見学が行われ,アーカイブ・コアの運営責任者である学術アーカイブ企画運営室長の川窪応用生物科学部教授から,アーカイブ・コア設置の趣旨,目的や展示品についての説明を受けました。
 地域(郷土)資料を中心とした図書館サービスは,公立図書館に限らず地方の大学にとっても共通する課題であることから,活発に意見交換や質疑応答がなされるとともに「地域の活性化・地域課題の解決」,「デジタル化時代に適した図書館サービス」等図書館運営を再考する上で契機となる研修会となりました。

主催者を代表して挨拶する野々村図書館長
主催者を代表して挨拶する野々村図書館長
アーカイブ・コアの展示物の一部
アーカイブ・コアの展示物の一部

2019.10.10

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