９月17日(火)～20日(金)に，本学と県内航空機関連企業が連携した現場実習を行いました。
　本件は，本学や名古屋大学，地元産業界との産学金官連携により，大学生や就業者を対象とした，航空宇宙産業の「生産技術」に関する人材育成と研究開発を行う「航空機生産技術人材育成・研究開発プロジェクト」の取り組みの一環として実施するものです。
　航空機製造業においては，超多品種少量生産や大型部品製造などに柔軟対応できる航空機製造特有の生産技術が求められている一方，人件費を抑えた海外に生産拠点を移す企業が出ており，県内企業は競争力強化のため，生産技術の向上が喫緊の課題となっています。
　９月12日（木）に行われた開講式では，川崎重工業株式会社航空宇宙システムカンパニー，株式会社樋口製作所，旭金属工業株式会社などの受入企業が出席し，本学学生の実習への期待を述べました。
　現場実習には本学工学部機械工学科及び電気電子・情報工学科３年生の学生が参加しました。学生は県内の航空機関連企業に出向き，企業が生産現場で抱える課題に対して座学で培った知見を活かして課題解決に取り組みました。生産技術の現場を生身で体感する貴重な経験となりました。