お知らせ

医学教育開発研究センターが第73回医学教育セミナーとワークショップを開催しました

 本学医学教育開発研究センター(MEDC)は,8月9日(金)から10日(土)までの2日間にわたり,愛知学院大学歯学部と共催で,第73回医学教育セミナーとワークショップin愛知学院大学を開催し,全国各地から総勢294名の参加者・講師が集い,公募も含め計9つのワークショップとセミナーを実施しました。
 ワークショップでは,医療者教育,臨床実習指導,多職種連携,模擬患者,プロフェッショナリズム教育,医学・歯学教育,健康の社会的決定要因,質的研究など,多彩なテーマについて活発な論議がなされました。中でも「これでいいの?歯科との多職種連携」のワークショップは,歯科領域の教員,専門職等および学生21名が参加しました。まずは歯科医師,歯科衛生士,歯科技工士の養成課程についての説明,グループワークによる多職種連携教育(IPE)の問題抽出,専門職連携コンピテンシーや多職種連携医療(IPW)の実践に関するレクチャー,IPWの問題抽出を行い,最後に歯科領域のIPEで利用できるシナリオを作成しました。このワークショップでは様々な視点からの討論が行われ,患者を中心とした多職種連携の視点が必要なこと及び歯科領域からのアピールがもっと必要であると再認識する機会となりました。
 また,セミナーでは,座長を本学藤崎医学教育開発研究センター長が務め,「学力低下時代の学習支援」と題し,福岡歯科大学の内田竜司先生及び北海道科学大学の野呂瀬崇彦先生を迎え,『福岡歯科大学における学習者支援の取り組み』『北海道科学大学薬学部における学習支援の試み~初年次教育およびピアサポートを中心として~』のテーマで歯学部と薬学部における双方の取り組みについてご講演いただきました。今後の学習者支援の取り組みのためにどのような方略が必要かなど活発な質疑応答がなされ,参加者にとって有意義な機会となりました。
 医学教育開発研究センターでは,医学教育共同利用拠点として我が国の医療者教育の普及・開発・向上に寄与すべく,年4回「医学教育セミナーとワークショップ」を開催しています。
 次回第74回は10月12日(金)〜13日(土)の2日間,国際医療福祉大学にて開催します。

挨拶される共催校の前田初彦先生
挨拶される共催校の前田初彦先生
ワークショップ3での様子
ワークショップ3での様子

2019.09.10

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