８月９日(金)に開催された「岐阜企業力強化連携会議」において，本学 研究推進・社会連携機構 連携推進部門長の上原雅行准教授が 「起業家及び大学発ベンチャー創出に向けた取り組み ～東海地域の創業機運醸成を目指して～ 」 と題して，講演を行いました。

　「 岐阜企業力強化連携会議」とは，岐阜県下のほぼ全ての金融機関と経営支援機関等「36機関」が集結し，創業促進や県内中小企業の早期経営改善，再生を促す体制整備等を目的として年に一度開催されている連携会議です。本会議により，関係支援機関の連携が強化され，共有された情報や各機関の専門スキルを創業支援や地域中小企業の経営改善・再生支援に，円滑に活用することを目指しています。

　今回の講演では，近年本学が取り組んでいる「起業家育成プロジェクトの概要」と「大学発ベンチャー創出支援状況」について，事例を交えながら紹介しました。
　「起業家育成プロジェクト」については，本学をはじめ東海５国立大学で協働運営している「 Tongaliプロジェクト」の概要について，プロジェクト立ち上げの背景や目指す人材像，教育プログラムの概要および成果について紹介し，また，本学が主催し，地域機関と連携しながら実施している「起業家マインド醸成」を目的とした 起業家応援セミナーや起業関連講義，県内全ての学生を対象としたビジネスアイデアコンテスト「 ぎふビジネスアイデア・プレゼンテーション」等の取り組みについて紹介しました。

　本学では，様々な創業支援プログラムに取組まれている地域の経営支援機関と連携しながら，「起業家，起業精神を持つ人材，産業界にイノベーションを起こす人材」を育成・輩出することにより，地域社会の活性化及び新産業創出に貢献していきます。