お知らせ

起業家育成『岐阜大学Tongaliプロジェクト』説明会及び起業支援プログラム『NEDO TCP』説明会を開催しました

 7月3日(水),本学学生及び教職員,地域の方を対象とした「岐阜大学Tongaliプロジェクト説明会」を本学研究推進・社会連携機構にて開催しました。
 Tongaliプロジェクトとは,「岐阜大学・名古屋大学・豊橋技術科学大学・名古屋工業大学・三重大学」の東海5大学で協働運営し,新しいことにチャレンジするリーダーを東海地域から輩出,東海地域の更なる産業活性化を実現するための起業家育成教育プログラムです。アイデア創発から起業までを,初歩から段階的に学べるシステムとなっており,起業経験を持つ方々に直接指導(メンタリング/コーチング)を受けられる体制を取っています。
 本説明会では,冒頭に,上原雅行岐阜大学産官学連携推進本部 連携推進部門長(岐阜大学Tongaliプロジェクト担当)からプロジェクトの概要説明を行いました。概要を初めて聴講する参加者がほとんどであり,プロジェクトが生まれた背景や教育プログラムの先進性,社会貢献の意義等について,理解を深めて頂きました。
 次に,本プロジェクトの受講学生2名から,プロジェクト参画のきっかけや得られたこと,現在の状況等についてお話し頂きました。今年の6月に開催された「Tongaliビジネスプランコンテスト2019」で最多賞を獲得した長曽我部峻也さん(工学部4年)からは,ビジネスプランの概要,「強みを複数もつこと」や「行動すること」の大切さについてお話し頂くなど,同世代の学生の胸に響くお話しがあり,本プロジェクト卒業生で,既に起業している朝日翔太さん(工学研究科博士課程2年)からは,起業に至る経緯や現在の事業内容,本プロジェクトの有用性についてお話しをして頂きました。  そして,地域金融機関を中心とした「プロジェクト応援隊」の皆様から参加者に応援メッセージを頂きました。今回は,プロジェクト応援隊を代表して,岐阜県信用保証協会の渡辺直企業支援部長,岐阜信用金庫の成長戦略部の担当者から,それぞれの創業支援プログラムの概要や起業家マインドの重要性等メッセージを頂きました。
 また,「Tongaliプロジェクト説明会」の後には,国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下,NEDO)が支援している起業支援プログラム「NEDO TCP説明会」を開催しました。「NEDO TCP(Technology Commercialization Program)」とは,技術を基に起業して事業を大きく拡大させたいと考えている起業意識のある研究者や学生にメンタリングや研修,ビジネスプランの発表の機会等を提供することでベンチャーの成長を支援するためのプログラムです。
 NEDO担当者からプログラムの概要について説明して頂いた後,昨年の本プログラム最終審査会ファイナリストである澤田敏彦さん(地域科学部研究員)から,本プログラムに取組んだ経緯やビジネスプラン概要,事業化に向けた現在の進捗動向について講演をして頂きました。起業・事業化に向けて覚悟を持って取り組んでいる澤田さんの心意気が印象に残る講話でした。
 本学では, 産官学連携推進本部(担当:連携推進部門長 上原雅行准教授)を中心に外部機関(金融機関・企業等)と連携した起業家育成教育および岐阜大学発ベンチャー創出支援等,「学生や研究者に起業へ目を向けさせる活動」を実施しております。本学発の起業家(ロールモデル)による後輩への指導・育成等,本学独自の起業家創出エコシステムを構築し,地域社会の活性化および新産業創出に貢献します。

プロジェクトの概要を説明する上原准教授
プロジェクトの概要を説明する上原准教授
プロジェクト受講生の長曽我部さん
プロジェクト受講生の長曽我部さん
プロジェクト受講生の朝日さん
プロジェクト受講生の朝日さん
プロジェクト応援隊の渡辺さん
プロジェクト応援隊の渡辺さん
講演する澤田研究員
講演する澤田研究員