３月15日(金)に開催された『文部科学省EDGE-NEXT（次世代アントレプレナー育成事業）東京シンポジウム』において，本学 研究推進・社会連携機構 連携推進部門長の上原雅行准教授が 「Tokaiコンソーシアム（東海５国立大学：本学, 主幹の名古屋大学，名古屋工業大学，豊橋技術科学大学，三重大学）」 の取り組みについて, ５大学を代表して発表・パネリスト登壇しました。

　 文部科学省EDGE-NEXT（次世代アントレプレナー育成事業）とは，大学等の研究開発成果を基にした起業や新事業創出に挑戦する人材の育成，関係機関によるベンチャー・エコシステムの構築を目的としたプログラム（～2021年度）です。Tokaiコンソーシアム以外に，４コンソーシアム（東大コンソ，東北大コンソ，早稲田大コンソ，九州大コンソ）が採択されています。当日は文科省をはじめ全コンソーシアムの関係者，企業，自治体等，多くの聴講者が参加しました。

　今回の発表では，Tokaiコンソーシアムの大きな特徴である５大学共通の起業家教育プログラム「 Tongaliプログラム」の概要と，本学をはじめとする各大学の特徴あるプログラム，これまでの成果を中心に紹介しました。

　「Tongaliプログラム」とは，自身のアイデアや技術シーズを基に，起業から社会実装までをシームレスに進められるプログラムです。実社会の現実的課題を基に「理論」と「実践力」を段階的に身に付けられるよう構成されており，学部生から大学院生，教職員，ビジネスパーソンまで多様な参加者が受講可能です。

　また，パネルディスカッションでは，主に「我が国に求められているアントレプレナー人材像」，「その人材像を育成するために必要な教育プログラム」，そして「ベンチャー・エコシステムの構築」についておよそ1時間半にわたり，討論しました。

　本学では， 産官学連携推進本部を中心に外部機関（他大学・金融機関・企業等）と連携した起業家育成教育・ベンチャー創出支援等，「学生や研究者に起業へ目を向けさせる活動」を実施しております。2019年2月10日（日）には県内では初となる大学生・高校生を対象としたビジネスコンテスト「 ぎふビジネスアイデア・プレゼンテーション」を主催するなど，県内の創業機運の醸成に率先して取り組んでいます。
　本学発の起業家（ロールモデル）による後輩への指導・育成等，本学独自の起業家創出エコシステムを構築し，起業家，起業精神を持つ人材，産業界にイノベーションを起こす人材を社会に輩出し，地域社会の活性化および新産業創出に貢献します。