お知らせ

大学院連合獣医学研究科市民公開講座「ワンヘルスから考える動物の感染症-飼育動物から環境への病原体の放出-」を開催

 本学大学院連合獣医学研究科は,2月7日(木),本学サテライトキャンパスにおいて,市民公開講座「ワンヘルスから考える動物の感染症-飼育動物から環境への病原体の放出-」を開催し,岐阜県医師会,岐阜県獣医師会,岐阜県,岐阜市,畜産関係者を含む約50名の参加がありました。
 この市民公開講座は,本研究科が獣医学研究における最新の話題をテーマにし,市民および地域の医療,獣医療の関係者に情報を提供し,地域の方々と率直な意見交換を行うことを目的に年1回開催しているもので,今回が6回目の開催です。
 今回は,医療,獣医療,環境衛生が連携して取り組むOne Health(ワンヘルス)の理念に基づいて感染症を制御することが望まれていることから,家畜に由来する細菌やウイルスが飼育施設から外界へ拡散する様式を知り,防止策を考えることを目的に開催しました。

 講座は,田村 豊教授(酪農学園大学動物薬教育センター)から「薬剤耐性菌の家畜から環境への放出-堆肥とイエバエの役割」,青木博史准教授(日本獣医生命科学大学獣医学部)から「家畜ウイルス病の感染戦略-環境に潜むウイルスたち」,清水実嗣氏(元動物衛生研究所長)から「豚コレラの疫学と防除」の講演が行われました。各講演後には,多数の参加者から活発な質疑応答があり,市民,地域の医療・獣医療関係者及び地域産業関係者の方々との交流を図る有意義な機会となりました。

市民公開講座の様子
市民公開講座の様子

2019.02.18

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