お知らせ

第52回岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました

 11月14日(水)全学共通教育講義室で,第52回 岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました。この行事は,本学が「環境ユニバーシティ宣言」をした11月を岐阜大学環境月間と定め,関連行事として毎年開催しているものです。今回は,宮内庁式部職の山下哲司鵜匠を講師に迎え,講演していただきました。学内外から92名(内訳:教職員71名,学生10名,一般11名)の参加者があり,熱心に耳を傾けました。
 講演に先立ち,大藤総務・財務担当理事による挨拶と土井応用生物科学部教授による山下鵜匠の紹介が行われました。

 その後山下鵜匠より「長良川の鵜飼」と題し講演していただきました。この中で山下鵜匠は,1300年以上受け継がれてきた長良川鵜飼の歴史について,漁場が豊富であること,時の権力者に保護されてきたことが,今日まで受け継がれてきた大きな要因であると語り,鵜匠の服装やその役割についても,実際に風折烏帽子を頭に巻いて見せながら説明されました。

山下鵜匠と鵜
山下鵜匠と鵜

 また,鵜を紹介し,鮎を飲み込む様子を実演し,参加者の注目を集めていました。
 鵜は雄雌の区別がつきにくく2羽1組として鵜籠で育てられており,野生の鵜を捕獲したのち,漁ができるよう教育するのに3年程度かかることや,人間に慣れさせることの大変さなどに触れ,人と鵜が心を通わせ,思いを一つにして漁を行っていると話されました。
 参加者からは,現役の鵜匠の話が聞けてとても良い機会となった,話し方にメリハリがあり興味深く聞くことができた,鵜を間近で見ることができ迫力があった,などの感想をいただきました。
 本学は,今後も様々な知識を集結して環境対策を推進していきます。


2018.11.28

アイコンの詳細説明

  • 内部リンク
  • 独自サイト
  • 外部リンク
  • ファイルリンク