お知らせ

医学教育開発研究センター(MEDC) 第70回医学教育セミナーとワークショップを開催しました

 本学医学教育開発研究センター(MEDC)は,自治医科大学医学教育センターとの共催で,11月3日(土)~4日(日)の2日間にわたり,第70回医学教育セミナーとワークショップin自治医科大学を開催し,全国各地から総勢152名の参加者・講師が集い,公募も含め計8つのワークショップとセミナーを実施しました。
 ワークショップでは,地域医療教育,次世代試験対応,多職種連携教育,模擬患者,医学教育研究技法,診断推論力強化,看護研修,eラーニング教材の作成と運用など,多彩なテーマについて活発な論議が交わされました。中でも「多職種連携教育のための謎解きゲーム活用」のワークショップは,全国の教員及び医療職30名が参加しました。まずは多職種の5人1チームで,謎解きゲームを実際に体験し,その後,実施大学の事例紹介,導入方法,導入時の課題,解決方法などを論議し発表しました。このワークショップは斬新かつ魅力的な教育手法に触れることのできる大変有意義な機会となりました。
 また,セミナーには広島大学医学部の松本正俊先生を迎え,『データから紐解く地域医療教育の課題』をテーマにご講演いただきました。地域医療や医師の偏在に関わる歴史的背景,自治医科大学(1972年創設)の卒業生の義務履行率等のデータ及び地域枠入学者の動向を示す研究データについて詳細に説明され,日本では制度・政策的側面を発展させてきたが,教育コンテンツの開発・改善が必要であることが強調されました。
 講演後も今後の地域医療教育の改善のためにどのような方略が必要か活発な意見交換がなされ,参加者にとって地域医療教育の発展が重要な課題であることを再認識する機会となりました。
 医学教育開発研究センターでは,医学教育共同利用拠点として我が国の医療者教育の普及・開発・向上に寄与すべく,年4回「医学教育セミナーとワークショップ」を開催しています。
 次回第71回は1月25日(金)〜27日(日)の3日間,岐阜駅前じゅうろくプラザにて開催する予定です。

講演される松本先生
講演される松本先生
謎解きゲーム中のワークショップ3受講者
謎解きゲーム中のワークショップ3受講者

2018.11.27

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