2018年度日本語・日本文化研修留学生の日本文化研究発表会を開催しました
日本語・日本文化教育センターは,8月5日(日),本学サテライトキャンパスにおいて,日本語・日本文化研修留学生(以下日研生)による日本文化研究発表会(修了論文発表会)を開催しました。
日研生は,毎年10月から翌年8月までの約1年間,大使館推薦や大学推薦の国費外国人留学生として,また本学学術交流協定校からの留学生として本学に留学し,主に日本語と日本文化について学び,その集大成として修了論文を執筆します。論文のトピックはそれぞれの留学生が興味のあるものを選び,教員の指導と本学の日本人学生が務める論文チューターのサポートを受けながら論文を完成させます。
今年の日研生は第17期生で,オーストリア,韓国,タイ,中国,ハンガリーから本学に留学している8人が発表を行いました。
当日は,本学教職員,学生の他,一般市民の皆様方もご来場くださいました。日研生は,日本の文化や日本と自国の文化的な比較等各自が設定したテーマについて,各自が作成したパワーポイントを使用しながら発表しました。フロアからの質問にも誠実に答え,日頃の学習や研究の成果を十分発揮しました。
日研生は,8月21日(火)に行われる修了式に出席し,その後帰国します。帰国後は,それぞれが所属する大学に復学し勉学に励みます。本修了生には,本学や他大学大学院への留学や,日本での就職のため再来日する学生が多数います。成長した彼らとの再会を楽しみにしています。
発表者及び題目は次のとおり(発表順)
- 孫 宇軒(ソン ウケン・中国)
「中国ローカルコンビニの現状と展開 ―日系コンビニとの比較から―」 - ヘル・フィオナ(オーストリア)
「日本人の知らない「エリザベート」 ―ウィーン版ミュージカルと宝塚版の比較―」 - タンプラバポーン・パッタラポーン(タイ)
「和製英語に対する意識 ―年代差と語構成に注目した分析―」 - 唐 淼(トウ ミョウ・中国)
「ジョバンニのアイデンティティの拡散と形成 ―成長物語としての『銀河鉄道の夜』についての考察―」 - 金 娜延(キム ナヨン・韓国)
「韓国・大田(テジョン)市における路面電車(トラム)導入の是非 ―ドイツ(フライブルグ市)・日本(岐阜市)との比較からー」 - 趙 羽熙(チョウ ハキ・中国)
「中国人学習者の日本語有声・無声破裂音の習得実態についての考察 ―上級者を中心に―」 - サボ・ダニエル(ハンガリー)
「相手との関係によって異なる謝罪表現の使い方 ―日本語とハンガリー語の比較を通して―」 - 易 彤(イ トウ・中国)
「リメイク作品から見る日中ドラマの時代性 ―『東京女子図鑑』と『北京女子図鑑』を中心に―」
2018.08.10
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