お知らせ

サラマンカ大学,岐阜薬科大学,岐阜大学三大学連携学術シンポジウム「がん研究の最前線~がん克服に向けて(対がん)~」を開催

 平成30年4月14日(土),サラマンカ大学からリカルド・リベロ・オルテガ総長一行が岐阜を訪問され,OKBふれあい会館で催されたサラマンカ大学創立800周年記念事業において,サラマンカ大学・岐阜薬科大学・岐阜大学三大学学術連携シンポジウムが開催されました。
 本シンポジウムは,平成29年11月9日(木)にサラマンカ大学にて取り交わされた基本合意で謳われている,定期的シンポジウムの開催の第1回目に当たります。
 テーマは「がん研究の最前線 ~がん克服に向けて(対がん)~」で,岐阜大学 鈴木文昭理事(国際・広報担当)・副学長及び岐阜薬科大学 原英彰副学長兼研究科長が座長を務め,三大学から各2名または3名が講演し,約110名の参加がありました。

 シンポジウムでは,岐阜大学 森脇久隆学長とサラマンカ大学 リベロ総長の挨拶から始まり,

  • 岐阜薬科大学創薬化学大講座薬化学研究室 平山祐准教授
       「二価鉄イオン検出のための多様な蛍光プローブ開発研究」
  • 同生命薬学大講座生化学研究室 遠藤智史講師
       「マルチターゲット型去勢抵抗性前立腺癌治療薬の創製研究」
  • 岐阜大学連合創薬医療情報研究科 赤尾幸博特任教授
       「K-Ras変異がんに対するマイクロRNA医薬の開発」
  • 同応用生物科学部共同獣医学科 森崇 教授と連合創薬医療情報研究科 平島一輝 特任助教
       「イヌモデルを用いたマイクロRNA核酸医薬およびバイオマーカーの開発」
  • サラマンカ大学科学高等研究センター がん研究センター ホセ・ブステロ博士
       「がんにおける治療標的候補としてのRho GTPaseアクチベーターの遺伝学的同定および検証」
  • 同バイオメディカル研究所 ヘスス・マリア・エルナンデス・リバス博士
       「血液系腫瘍の予後改善プロジェクトに関するビッグデータ」

の6講演がありました。講演後には活発な質疑応答があり,最後に,岐阜薬科大学 稲垣隆司学長の挨拶で本シンポジウムが閉じられました。
 本シンポジウムでは,特定のテーマに関して,三大学間での交流の機会を得る有益な機会となりました。岐阜大学は,岐阜薬科大学,サラマンカ大学とともに医学,薬学を中心に,関連する分野との連携を重視して学際的な発展を目指す学術交流を行っていきます。

本学・森脇学長からの開会挨拶
本学・森脇学長からの開会挨拶
サラマンカ大学・リベロ総長の挨拶
サラマンカ大学・リベロ総長の挨拶
座長を務めた岐阜薬科大学・原副学長(左)と本学・鈴木理事
座長を務めた岐阜薬科大学・原副学長(左)と本学・鈴木理事
本学・赤尾特任教授による講演
本学・赤尾特任教授による講演
本学・森教授と平島特任助教による講演
本学・森教授と平島特任助教による講演
サラマンカ大学・ブステロ博士による講演
サラマンカ大学・ブステロ博士による講演