本学教員が「日本DNA多型学会優秀研究賞」を受賞しました
「一般財団法人日本DNA多型学会」の学術集会における審査が12月1日(金)に行われ,本学,長野宏子氏(名誉教授)および鈴木徹教授(応用生物科学部応用生命科学課程分子生命科学コース)らが日本DNA多型学会優秀研究賞を受賞しました。
本研究賞は学術集会における厳正なる審査の結果,優秀と認められた演題に対して授与されるものです。長野宏子氏(名誉教授)および鈴木徹教授(応用生物科学部応用生命科学課程分子生命科学コース)らは「パンの世界地図-パン酵母Saccharomyces cerevisiae の多型解析からみるパンの多様性-」を発表しました。
この研究では,「パンの欠片」から酵母菌の遺伝的解析を行う方法を開発し,世界の酵母の系統樹を作成しました。この系統樹より,歴史的背景や地理的背景を考察することができます。
また,長野名誉教授,鈴木教授は「時代とともにその地域にあった独自の酵母が消失してきているので,今後この研究によって酵母の多型を保存していくことができたら。」と今後の研究に期待を述べました。