第３回ウィンタースクールに参加しているインド工科大学グワハティ校（IITG）とマレーシア国民大学（UKM）の学生７名は, プログラムの一つの柱である地域企業見学として, １２月１０日（日）に株式会社サラダコスモ(岐阜県中津川市), １２日（火）にトヨタ工場(愛知県豊田市), １８日（月）に株式会社エヌテック（岐阜県養老郡）を訪問しました。
　サラダコスモのチコリ村では, 発芽野菜を無農薬で栽培するちこり生産ファームを見学し, 食の安全と健康に配慮された生産システムを学びました。
　トヨタ工場見学ツアーでは, トヨタ会館にてトヨタ自動車の環境への取り組みや, 最新モデルの車を見学後, トヨタ生産方式による自動車の溶接と組立の工程を見学しました。オートメーション化された高度な製造技術に, 学生たちはしきりに感心していました。
　容器関連の生産設備機械メーカーのエヌテックでは, 社内会議室において会社概要の説明を受けた際, 日本語授業で学んだ日本語を活かし, 学生たちは堂々と自己紹介をしました。工場内では, 特許を取得している印字検査装置などの高度な画像処理技術とその正確さに大変興味を示し, 製造機械が様々な材質や形状, 大きさに柔軟に対応する様子に目を見張っていました。工場見学後は社内にある剣道場を訪れ, 初めて手にする防具や竹刀に目を輝かせながら剣道を体験しました。
　岐阜大学との共同研究における連携や高度な開発・製造技術, そして日本の伝統文化に触れる貴重な機会となり, この経験がより一層学生たちの日本を理解する一助となることを願っています。