お知らせ

「第1回国際シンポジウム」を開催しました

 岐阜大学と大学間学術交流協定を締結しているタイ国教育省基礎教育委員会事務局(OBEC)が,8月29日(火),30日(水)にタイのバンコクで「第1回 特別支援教育国際シンポジウム:学校から職場へ」を開催し,8ヶ国から約500名が参加しました。
 岐阜大学とOBECとは,平成27年3月に特別支援教育を中心とした教育研究交流に関して枠組合意を取り交わしましたが,平成28年1月に岐阜大学へ来訪した際,国際シンポジウムの開催が話題となり,その後,OBEC側で検討が進められました。岐阜大学へは参加だけでなく,シンポジウム運営に関しても助言・指導の依頼があり,日本やタイで打合せを重ね,今年,文部科学省,岐阜大学が支援して第1回を開催する運びとなりました。また,このシンポジウムは日タイ修好130周年記念事業として行われました。
 シンポジウム開催に先立ち,28日(月)に,タイ教育省幹部と白間竜一郎文部科学省大臣官房審議官(初等中等教育局担当),寺島史郎在タイ日本大使館一等書記官,森脇久隆岐阜大学長,横山正樹理事,池谷尚剛教育学部長等との懇談が行われ,日本からは開催への祝辞,タイからは特別支援教育への資金・技術支援や指導への要望が述べられました。
 29日(火)には開会式が行われ,在タイ日本大使館佐渡島志郎大使からシンポジウム開催への祝辞が述べられました。その後,白間審議官による「日本における特別支援教育の推進について」と題した基調講演が行われ,特別支援教育と障害者の就労支援について,日本の優れた取り組みが紹介されました。森脇学長からは開会の挨拶があり,シンポジウム参加者への謝辞が述べられました。午後からは各国から招へいされた研究者の発表が行われ,教育学部池谷学部長が「岐阜県における就労支援システムの特色と高校生の特別支援教育システムの構造」について,2日目の30日(水)には応用生物科学部の大場伸也教授が「岐阜大学農場の社会福祉と農業の連携に関する挑戦」について発表しました。
 シンポジウム会場の外にある廊下ではポスター発表等が行われ,研究者がお互いの取り組みについて紹介をするなど,活発な交流が行われ,シンポジウムは盛会のうちに終了しました。
 岐阜大学は,今後も,タイの特別支援教育への支援を続けていきます。

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集合写真(クリックすると拡大します)
基調講演を行う白間審議官
開会挨拶をする森脇学長
会場の様子

2017.09.25

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