お知らせ

2016年度岐阜大学留学生センター日本語・日本文化研修留学生の日本文化研究発表会を開催しました

 本学留学生センターは,8月7日(日),岐阜大学サテライトキャンパスにおいて,日本語・日本文化研修留学生(以下日研生)による日本文化研究発表会(修了論文発表会)を開催しました(後援:岐阜市)。

 日研生は,毎年10月から翌年8月までの約1年間,大使館推薦や大学推薦の国費外国人留学生として,また本学学術交流協定校からの留学生として岐阜大学に留学し,主に日本語と日本文化について学び,その集大成として修了論文を執筆します。論文のトピックは留学生が興味のあるものを選び,教員の指導を受け,岐大の日本人学生が務める論文チューターのサポートを受けながら論文を完成させます。

 今年の日研生は第15期生で,インドネシア,オーストラリア,韓国,スウェーデン,タイ,中国,ニュージーランド,フランスから本学に留学している10人が発表を行いました。
 当日は,本学教職員,学生,留学生の他,猛暑の中一般市民の皆様方にも多くご来場いただきました。日研生たちは,日本の文化や日本と自国の文化的な比較等各自が設定したテーマについて,各自が作成したパワーポイントに基づき発表しました。フロアからの質問にも誠実に答え,日頃の学習や研究の成果を十分発揮しました。

 日研生は,8月23日(火)に行われる修了式に出席し,その後帰国します。帰国後は,それぞれが所属する大学に復学し勉学に励みます。本修了生には,本学大学院や他大学大学院に留学や就職のため再来日する学生が多数います。成長した彼らとの再会を期待しています。


発表者及び題目は次のとおり(発表順)

○李琪琪(リ キキ・中国)
 「日本独特のマスク文化 -日本が「マスク大国」と呼ばれる理由-」
○バークベックジョーンズ・トビー(ニュージーランド)
 「昔むかしあるところにマオリ族がいました -マオリ族の民話の分析-」
○テグ・プラサラ(インドネシア)
 「なぜスマートフォン・ゲームに課金するのか」
○デスクスト・シャルル(フランス)
 「人間と塩の関係 -ヨーロッパと日本の塩,その信仰と表現の比較から-」
○ン・テレンス(オーストラリア)
 「キリスト教の視点から見る日本 -キリスト教受容の歴史を中心に-」
○ウィークルンド・シモン(スウェーデン)
 「武士の遺産 -新渡戸稲造の「武士道」は日本人若者に生きていますか-」
○王卉怡(オウ キイ・中国)
「中国の美容美髪所と日本の理容美容所における問題点と特徴」
○ヨンソン・エミル(スウェーデン)
 「在日朝鮮語における発音分析 -語頭子音の破裂音による比較分析調査-」
○サムッキーリー・アネチャー(タイ)
 「日タイにおける障がいをもつ学生への対応 -岐阜大学とカセサート大学におけるサービスを中心に-」
○徐恩愛(ソ ウネ・韓国)
 「日本における公共広告 -時代と公共広告の関係性を探る-」

マオリ族の民話についての発表
日本におけるキリスト教についての発表
公共広告についての発表
日研生と論文作成をサポートした論文チューターによる集合写真

2016.08.19

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