岐阜大学，岐阜薬科大学，岐阜女子大学，アピ株式会社の４機関で取り組む「文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（連携型）」^（※）」の活動の一環として，７月１９日（火），岐阜市内でシンポジウム「女性の活躍と地方創生～人を育てる企業・地域を育てる企業～」を開催しました。
　本学は女性研究者の活躍推進を目的として，上記３機関と連携し，地方創生も視野に入れた女性研究者支援を行っており，この取り組みは文部科学省による補助事業の認定を受けています。

　シンポジウムではまず，基調講演として，サントリーウエルネス株式会社の折井 雅子専務取締役から，サントリー・グループのダイバーシティ環境について話がありました。
　その後，林 正子岐阜大副学長（多様性人材活力推進担当）がモデレーターを務めるパネルディスカッションが行われ，折井専務取締役，鈴木 裕子岐阜県子ども・女性局長，原 英彰岐阜薬科大副学長，森田 順子岐阜放送代表取締役社長による，テーマに沿ったディスカッションが行われました。
　本シンポジウムには約380名の参加があり，「大企業でも，地方の中堅・中小企業でも，ダイバーシティの重要性は同じだと思った」，「女性の意識やキャリアへの考え方を変える必要性を実感した」などの感想が寄せられ，企業・大学・自治体が連携して推進するダイバーシティについて考える大変有意義な機会となりました。

（※）清流の国　輝くギフジョ　支援プロジェクト
　岐阜大学・岐阜薬科大学・岐阜女子大学・アピ株式会社の連携機関が各々の特徴を活かして協力連携し，共同研究を通じて女性研究者の研究力を強化するとともに，地域内での女性研究者の流動性を高めつつ，安定した活躍の場を確保することによって，地方創生にも繋げるプログラムです。
　連携型共同研究プロジェクト支援による研究力の強化，女性限定教員公募等のポジティブ・アクション実施，リーダーシップ育成教育等の実施により，女性研究者在職比率向上と女性研究者の上位職（講師・准教授以上）登用を積極的に進めることを目標としています。