2015年度岐阜大学留学生センター日本語・日本文化研修留学生の 日本研究発表会を開催しました
留学生センターは,8月2日(日),岐阜市立図書館との共催により,岐阜大学サテライトキャンパス多目的講義室において,日本語・日本文化研修留学生(以下,日研生)による日本文化研究発表会を開催しました。
日研生は,毎年10月から翌年8月までの約1年間,大使館推薦や大学推薦の国費外国人留学生として,また本学学術交流協定校からの留学生として岐阜大学に留学し,主に日本語と日本文化について学び,その集大成として修了論文を執筆します。論文のトピックは留学生が興味のあるものを選び,教員の指導を受けながら論文を完成させます。
今年の日研生は第14期生で,アゼルバイジャン,オーストラリア,韓国,スリランカ,タイ,中国,ベトナムから本学に留学している8人が発表を行いました。
当日は,本学教職員,学生,留学生の他,猛暑の中一般市民の皆様方にも多数の来場がありました。日研生達は,日本の文化や日本と自国の文化的な比較等各自が設定したテーマについて,日頃の学習や研究の成果を発揮し,各自が作成したパワーポイントに基づき流暢な日本語でそれぞれの研究発表を終えました。民族衣装で発表する日研生もあり,会場からは熱い声援と拍手が寄せられました。アンケートでも研究の視点が日本人と違う点が多く興味深かった,発表方法が多岐にわたり有意義な時間であった等々の意見が寄せられました。
日研生は,8月20日(木)に開催する修了式に臨み,その後帰国します。帰国後は,それぞれが所属する大学に復学し勉学に励みます。本修了生には,本学大学院や他大学大学院に留学や就職のため再来日する学生が多数います。成長した彼らとの再会が期待されます。
発表者及び題目は次のとおりです(発表順)。
- アレックス・ボーデン(オーストラリア)
「和牛とWAGYUの行方 -なぜWAGYUが日本で売られていないのか-」 - ハタイチャノック・プラソムスィー(タイ)
「日本とタイの特別支援教育 -小学校における知的障がい者への教育を中心に-」 - ブイ・ティ・ビック・ユン(ベトナム)
「日本におけるベトナム留学生の現状」 - レ・ティ・トゥイ・チャム(ベトナム)
「日本酒から見えてくる日本文化」 - 金良宣(きむ やんそん・韓国)
「「日帝強占」期における芸術家と「親日派」の関係 -舞踏家・崔承喜を中心に-」 - アイダエワ・ザリファ(アゼルバイジャン)
「地域とあゆむ「おもてなし」文化」 - 鍾佩容(しょう はいよう・中国)
「ハンカチ -中日ハンカチの使用現状を中心に-」 - カヴィンドラ・ガヤンギ・ジャヤセーカラ(スリランカ)
「小学生に対する英語教育 -スリランカと日本の比較-」
2015.08.17
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