お知らせ

「十二単の着装と体験 -日本の民族衣装-」を開催しました

 留学生センターは,12月3日(水),柳戸会館集会室(和室)において,特別講義「十二単(じゅうにひとえ)の着装と体験 -日本の民族衣装―」を開催しました。
 当日は,留学生センター所属の日本語・日本文化研修コースの留学生(以下「日研生」)をはじめ,本学に在籍する留学生や日本人学生及び教職員ら約30人が参加しました。

 この講義は本学では初めての試みで,「本物にふれる」という留学生センターのコンセプトに基づいて,10月に渡日した日研生を主な対象とした日本文化の体験型授業の一環として開催したものです。
 講師は,和服の着付けを専門に指導されている伊藤慶子氏,佐藤千里氏他5名の方々で,着装や慣習について指導を受けました。講師の方々はすべて紋付・袴の正装で立ち合われ,会場は雅楽のBGMが流れ荘厳な雰囲気の中で講義は行われました。
 最初に留学生センターの土谷准教授から,講師の方々の紹介があり,引き続き十二単の歴史や和服に関する基礎知識について説明がありました。その後,モデル希望者の中から選抜された日研生のレ・ティ・トゥィ・チャムさん(ベトナム)が,小袖と袴,化粧の下準備をし,髪に宝冠(ほうかん)を付けて会場に入室しました。
 十二単の着付けでは,講師の先生方は作法に従い,「お方様」であるチャムさんに敬意を表しながら,五衣(いつつぎぬ)表着(うわぎ)唐衣(からぎぬ)()を順に手際よく着付けていきました。留学生たちは,間近で赤や緑のきらびやかな衣をまとっていく様子に興味深く見入っていました。着付け指導が終了した後は,十二単に檜扇(ひおうぎ)を持ったチャムさんを囲み留学生全員や講師の方々と記念撮影を行いました。

 大学でこのような体験型の授業は少なく,日本の伝統文化の奥深さ,美しさを堪能することができた有意義なひと時となり,文部科学省の日研生プログラムの施策でもある,日本文化教育の充実にもつながる講義となりました。

(写真はクリックすると拡大します)

十二単の着せ付け
十二単をまとった留学生の後ろ姿
講師の皆様と一緒に
留学生全員で記念写真撮影

2014.12.17

アイコンの詳細説明

  • 内部リンク
  • 独自サイト
  • 外部リンク
  • ファイルリンク