教育学部理科教育（地学）の川上紳一教授が，独立行政法人日本学術振興会の『ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞』を受賞しました。
　「ひらめき☆ときめきサイエンス～ようこそ大学の研究室へ～KAKENHI（研究成果の社会還元・普及事業）」について審議を行う，研究成果の社会還元・普及事業推進委員会は，平成２５年度から，継続的にプログラムを実施するなど本事業の趣旨を理解している研究者に本賞を授与しています。
　今回の受賞は，川上教授が平成２１年度に本事業に採択されて以降，平成２５年度まで，継続的に採択，実施されたこと，また，本賞の趣旨でもある，我が国の将来を担う子どもたちの科学する心を育み知的好奇心の向上に大きく貢献したことが評価されたもので，岐阜大学で初めての受賞に至りました。
　平成２６年７月４日（金）に学長室にて，授与式が催行され，森脇学長から川上教授に賞状及び記念品が授与され，川上教授は「今後も本事業を継続し，受講した子供達が研究に興味を持ち，数年後，学生として岐阜大学に入学してくれるのを楽しみにしています」と語りました。
　なお，川上教授は，平成２６年度も，中学生を対象とした『天体望遠鏡を作って探れ！月の起源と進化』というテーマで本事業に採択されています。月に対する疑問を，参加者自身が組み立てた天体望遠鏡を使った月面の観察や実験を行うなかで解決し，月の起源や歴史についての見方や考え方を深めていくような，実感をともなった自然の探求活動を実施します。