留学生センターでは，平成２６年５月１４日（水），柳戸会館１階集会ホールにおいて，郷土芸能の一つであり国重要無形民俗文化財の指定を受けている"郡上踊り"を学ぶワークショップを開催しました。当日は，留学生，日本人学生，教職員５０人が参加しました。このワークショップは，サマースクール（受入）プログラムや本学との地域連携協定の締結など，いろいろな交流実績がある郡上市との交流促進の一環として実施しているもので，今回で３回目の開催となります。

　ワークショップでは，郡上踊りの本場　郡上市郡上八幡博覧館から熊澤里重氏を講師としてお招きし指導いただきました。

　ワークショップが始まる前に，留学生達は男女とも，美濃市の国際交流支援グループの"せぴあ会"の方々に，好みのゆかたを着付けてもらい，初めて履く下駄で郡上踊りに挑戦しました。色とりどりの浴衣を着た留学生達は，めいめいに写真を撮るなど，踊りが始まる前から大いに盛り上がっていました。

　最初に，熊沢講師から郡上踊りの概要について説明があり，その後十曲十種ある郡上踊りの中で，代表的な踊りである"かわさき"と"春駒"の２曲を指導いただきました。

　参加者は皆，真剣な表情で講師の説明や動きに合わせて手足を動かしていました。初めての体験と緊張で，最初は踊りの仕草や表情も硬かったですが，すぐに慣れ，楽しそうに祭囃子の曲に合わせて踊る姿が見られました。日ごろのストレスや運動不足の解消にもなったのではないでしょうか。

　講師による郡上踊りの名手の選考もあり，３人の留学生が選ばれ，講師から賞品（巾着袋）が手渡されました。また，参加者全員に「参加証」が渡されました。最後に全員で"かわさき"ポーズの記念写真を撮り，盛況のうちにワークショップを終えました。

　いろいろな国から本学に勉学に来ている留学生や日本人学生が，郡上踊りという一つのツールを通じ，つながることを実感できたワークショップでした。