お知らせ

応用生物科学部教育活性化プログラム「岐阜大酒プロジェクト」醸造成果発表会・利き酒会を行いました

学生による成果発表
学生による成果発表
最優秀酵母を採集した学生への表彰
最優秀酵母を採集した学生への表彰

 本学応用生物科学部は,昨年度から希望者を対象に応用生物科学部の基礎的な要素を実践する教育活性化プログラム「酒と食の文化の実践的理解-岐阜大酒プロジェクト」を行っています。4月16日(水)に,初年度の成果として,学生が丹精込めて仕込んだ「岐阜大酒」の醸造成果発表会と利き酒会を開催しました。

 日本の誇る國酒「清酒」は,その醸造過程において応用生物科学部の持つ様々な基礎的な要素を必要とします。応用生物科学部では,その清酒醸造過程において,同学部の持つ技術を活用し,岐阜大学オリジナルの「米」,「水」,そして「酵母」を用いた「岐阜大酒」の醸造を目指すことで,応用生物科学を総合的に学ぶのみならず,日本が育んだ伝統技術と文化に触れ,國酒からみる地域文化と食の文化の実践的理解を目指した教育プログラムを立ち上げました。

 今回,試飲した「岐阜大酒」は,初年度の活動成果として,岐阜大学柳戸農場で収穫した米「ハツシモ」,岐阜大学の美味しい「地下水」,そして学生が自ら岐阜地域から採集した「岐阜酵母」を使って実際に醸造したものです。

 醸造成果発表会では,学生が,酵母採集から,醸造の過程,そして完成までの流れを成果発表しました。
 利き酒会では,採集した酵母9種類を使い,醸造された9種類の「岐阜大酒」と市販の日本酒で使用される標準酵母を使用し,醸造されたお酒の計10種類を試飲しました。試飲した学生・教職員からは,「9種類とも全然味が違って驚いた」,「酸味があるものから,甘いものまであり,標準酵母で醸造したお酒よりもおいしいものがあった」などの意見が聞かれました。利き酒会の最後に,それぞれのお酒を評価し,最優秀酵母とワースト酵母の表彰を行いました。最優秀賞に選ばれた酵母は,郡上の土から採集した酵母で,「香りが良く,なめらかで,日本酒らしいお酒だった」という意見がありました。最後に,森脇学長から「おいしいお酒もあり,驚いた。今後,より良い教育プログラムになっていくことを期待します」と話し,閉会しました。

利き酒会の様子

2014.04.21

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