地域貢献

第39回 岐阜大学フォーラム

第39回 岐阜大学フォーラム「男女共同参画推進フォーラム」
   「ミクロ世界の3体問題 ~私はこうして研究者になった~」


肥山 詠美子氏

 多数のご参加ありがとうございました。

 肥山詠美子氏は,物理学を専門としている女性研究者で,自身が研究者になった理由を,「3体問題」の研究や「ハイパー核」と呼ばれる中性子・陽子・ハイペロンから成る原子核の研究に魅かれていった経緯を交えながら話されました。
 また,「ハイパー核物理学は,将来,優れたスーパーコンピュータの稼働などとあわせて飛躍的に発展します。研究者を目指す学生のみなさん,将来,共同研究をして独創的な研究をしましょう」と述べられました。
 そのほか,研究者として,世界のライバルと競う「国際会議」,「論文発表」に臨む姿勢について述べられました。


  • 日 時 : 平成26年1月16日(木) 16時30分~17時45分
  • 場 所 : 岐阜大学全学共通教育棟多目的ホール


第39回岐阜大学フォーラムポスター

基調講演

『ミクロ世界の3体問題
     ~私はこうして研究者になった~』

  講師 :肥 山 詠美子  氏
      2013年 第33回猿橋賞 受賞者
     独立行政法人理化学研究所
     仁科加速器研究センター 准主任研究員
     専門は理論物理学,2006年 第21回西宮湯川記念賞 受賞

 人間社会の集団は,構成される間の力関係や思惑が積み重なって集団全体としての性格や行動が作られていきます。こういう集団のダイナミクスを明らかにすることは,集団の性質を考える上で重要な課題です。物理学では,このような多数の集団全体の性格・構造を議論していくことを「多体問題」と呼びます。この基本的な問題が「3体問題」です。この問題を解くことは大変難しいことですが,この問題を解く方法を開発し,現在は5体問題まで拡張することに成功しました。本講演では,3体問題を解くことの難しさ,重要さを,「どうやって研究者になったのか」という体験談を交えながら講演していきます。



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問合せ先:岐阜大学男女共同参画推進室   TEL:058-293-3378


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