地域貢献

第38回 岐阜大学フォーラム

第38回 岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」
   「私達は明日どのように住むか」


伊東 豊雄氏

 多数のご参加ありがとうございました。

  • 日 時 : 平成25年11月13日(水)
           13時00分~14時30分
  • 場 所 : 岐阜大学講堂



 伊東 豊雄氏は,東日本大震災以後,家を失い仮設住宅での生活を余儀なくされている人々のため,その地域の集会場のような心を癒す場所をつくりたいとの思いから『みんなの家』をつくるプロジェクトを進めて来られました。本フォーラムでは,『みんなの家』プロジェクトで,地元の方やNPOの方々と協力して作り上げてきた家の紹介,またこのプロジェクトを通して,建築は社会とどのようにかかわっていったらいいか考えさせられるきっかけとなったことをお話しいただきました。
 さらに伊東氏は,今まで大都市中心に建物も人も均質化してきたが,震災以後,人と人とのつながりを大切にするような変化もみられること,人工的な環境を逃れ,地方に移住したい若者も増えてきていることを挙げ,今地方にこそ未来に向かう力があるということを述べられました。

 このほか,岐阜市司町の岐阜大学医学部跡地に建設される「みんなの森 ぎふメディアコスモス」について,イメージ図を示しながら,新しい図書館像について紹介いただきました。


第34回岐阜大学フォーラムポスター

基調講演

『私達は明日どのように住むか』
  講師 :伊 東  豊 雄  氏
     建築家,伊東豊雄建築設計事務所代表
     「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の設計者
     ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞,プリツカー賞など多数受賞
     近著:『あの日からの建築』(集英社新書)


 戦後久しく,若い人々は大都市に魅力のすべてがあると信じ,地方を捨てて都市部に集まってきました。このような傾向は人口減少の時代にも続くのでしょうか。
 しかし最近,特に3.11以降,大都市に住む若い人々に変化が起こり始めています。ファッションや車などに興味を示さない若者が増えている,即ち消費社会に飽食した若者が増加していると言われます。また農村や漁村に移り住みたいという20代の若者が3割もいる,という報告もあります。
 均質な人工環境を逃れ,もっと豊かな自然に触れながら暮らしたい,そんな人々のために私達はどのような明日の社会を,明日のまちを,そしてどのような明日の住まいを考えたら良いのでしょうか。震災後度々被災地を訪れ,被災地の人々と対話し続けてきた経験を基に,この問題を考えてみたいと思います。



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問合せ先:岐阜大学環境対策室 TEL:058-293-2117


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