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約30年に及ぶ観測により、飛騨高山の森林生態系の炭素吸収に対する長期的・短期的な気候変動の影響を検出

 岐阜大学環境社会共生体研究センター(村岡裕由教授・センター長)、産業技術総合研究所環境動態評価研究グループ、国立環境研究所地球システム領域による研究グループは、岐阜県高山市の標高1400mにある岐阜大学環境社会共生体研究センター高山試験地の落葉広葉樹林における約30年に及ぶ長期観測によって、森林生態系の二酸化炭素吸収量の季節変化と年々変動を明らかにし、これらの要因として、長期的・短期的な気候変動と森林の成長がもたらす影響を分析しました。
 本研究の成果は、地球温暖化が進行する現在から将来における森林の地球環境調節機能の診断や、気候変動の影響を予測する手法の精度向上など、持続可能な社会の構築に資する自然生態系に関する知見となります。
 本研究は、2024年6月23日付けで、Wiley社から刊行されるアメリカ地球物理学連合の学術雑誌『Journal of Geophysical Research: Biogeosciences』に原著論文として掲載されました。

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図1(左図) 岐阜大学環境社会共生体研究センター高山試験地に設置されている観測タワー
図2(右図) 観測タワーにおいて計測された森林の炭素収支(=光合成量―呼吸量)、光合成量、呼吸量の年々変動。これらの項目は炭素フラックス(=流束)と呼ばれ、各項目の数値は1年間あたり、森林1㎡あたりの炭素重量で表される。

詳しい研究内容について

約30年に及ぶ観測により、飛騨高山の森林生態系の炭素吸収に対する長期的・短期的な気候変動の影響を検出

論文情報

  • 雑誌名:Journal of Geophysical Research: Biogeosciences
  • 論文名:Interannual variation and trend of carbon budget observed for more than two decades at Takayama in a cool-temperate deciduous forest in central Japan.
  • 著 者:Shohei Murayama, Hiroaki Kondo, Shigeyuki Ishidoya, Takahisa Maeda, Nobuko Saigusa, Susumu Yamamoto, Kazuki Kamezaki, Hiroyuki Muraoka
  • DOI: 10.1029/2023JG007769

2024.06.26

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