「きぼう」での宇宙火災安全テーマの成果が日本産業規格として発行 ~日本発の材料可燃性評価手法の普及と国内素材産業の宇宙分野における国際展開を支援~
国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟での軌道上実験を実施中のFLAREテーマ※1における地上研究成果を基に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が日本プラスチック工業連盟等と協力して開発を進めてきた固体材料の燃焼性試験方法が、2024年2月20日、新規の日本産業規格(JIS)K7201-4※2として制定され、同日付で経済産業省より公示されました。
用語解説
- ※1 FLAREテーマ(FLARE: Flammability Limits at Reduced Gravity Experiment):
2012年に「きぼう」利用テーマ重点課題区分として採択された、「火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価」(代表研究者:藤田 修 教授(北海道大学))。本テーマには、JAXA、NASA、欧州宇宙機関(ESA)、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)を含む4カ国、14機関が参画しています。
https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/subject/science/70491.html - ※2 JIS K7201-4:
「プラスチック-酸素指数による燃焼性の試験方法-第4部:高速気流における試験」
詳しい発表内容について
「きぼう」での宇宙火災安全テーマの成果が日本産業規格として発行
~日本発の材料可燃性評価手法の普及と国内素材産業の宇宙分野における国際展開を支援~