クラウドファンディング『動物の犠牲を伴わない手術実習で獣医師を養成したい』を開始
応用生物科学部共同獣医学科 渡邊一弘 教授、宮脇慎吾 准教授は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、生きた動物を用いない手術実習の実現に向けて、岐阜大学で開発した臓器模型を製作するためにクラウドファンディングプロジェクト「動物の犠牲を伴わない手術実習で獣医師を養成したい」を公開しました。500万円を目標に、2022年4月11日(月)AM9:00から6月15日(水)PM11:00まで寄付を募ります。
獣医師を志す学生は、動物を治療する「外科手術」を学びます。外科手術を学ぶために、生きた動物(生体)を利用することは、動物愛護の観点から望ましくありません。そのため、大学での手術の技術習得は座学と映像視聴、手術見学が中心であり、切開や縫合などの実技トレーニングが不十分になっています。
既存の生体を代替する模型は非常に高額であり、全ての学生が使用できるわけではありません。また、切開や縫合などの手術手技を学べるような模型はほとんどありません。そこで、外科手術の実技トレーニングを学生ひとりひとりが繰り返し学べる犬の臓器模型を私たちは世界に先駆けて開発しました。今回、この臓器模型を実際に学生に使ってもらうための製作費を募るためクラウドファンディングに挑戦します。将来的に、この臓器模型を全国に普及させることで、日本の獣医学教育や獣医療の質の向上に貢献します。
詳細は下記プロジェクトページをご覧ください。

プロジェクト名 | 動物の犠牲を伴わない手術実習で獣医師を養成したい |
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実施責任者 | 東海国立大学機構 岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科獣医外科学研究室 教授 渡邊一弘、准教授 宮脇慎吾 |
募集期間 | 令和4年4月11日(月)AM9:00~ 令和4年6月15日(水)PM11:00 |
目標金額 | 5,000,000円 |
プロジェクトページ | ![]() |
※クラウドファンディングとは・・・クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。