岐阜大学創立77周年記念日行事を開催しました
岐阜大学は6月3日(水)、創立77周年記念日行事をオンラインで開催しました。
当日は、台風接近を踏まえ来場者の安全を最優先とし、オンライン形式に変更しましたが、本学に大きな被害はなく、無事に77周年を迎えることができました。
学長報告では、大学の現状と今後の大学改革の方向性が示されました。特に、研究の強みを活かして、社会問題の解決を目指す「キャンパスまるごと社会実装大学」構想や、県内全域に大学機能を広げる「岐阜県まるっとキャンパス構想」について説明がありました。これらの取組を通じ、本学が地域の中核大学として、自治体・産業界・他大学と連携しながら地域創生に貢献していくビジョンが共有されました。
続いて行われた学部長等報告では、各学部等における教育・研究の現状や課題、さらには将来に向けたビジョンについて説明があり、学部等ごとの特色を活かした取組とともに、本学全体としての発展に向けた方向性が共有されました。
式典終了後には、「第58回岐阜大学フォーラム」を開催し、「岐阜から宇宙を目指す」をテーマに基調講演を行いました。講師には、日本航空宇宙学会(JSASS)会長で東京大学大学院工学系研究科教授の小紫公也氏をお招きするとともに、本学工学部附属宇宙研究利用推進センター長の宮坂武志教授が登壇しました。
小紫氏は、宇宙開発の最新動向として、月面基地の構築や月の資源利用などについて解説しました。また、月資源の活用が、火星探査に向けた重要なステップとなり、宇宙輸送の効率化につながる可能性について紹介しました。
宮坂教授は、岐阜における宇宙工学人材育成の取組として、JAXAとの連携による「宇宙工学講座」や、高校生らとともに開発した超小型人工衛星「らいちょう」について紹介しました。同衛星は、昨年9月に国際宇宙ステーションから放出され、その後、地上との通信にも成功しています。講演では、開発過程における課題や複数回にわたる試験・審査、さらに次期プロジェクトへの展望についても説明がありました。
本記念行事を通じ、本学のこれまでの歩みを振り返るとともに、未来に向けた新たな一歩を踏み出す機会となりました。本学は今後も、持続可能な社会の実現に向けて教育・研究活動を推進するとともに、地域社会とともに発展する地域の中核大学としてさらなる飛躍を目指してまいります。
なお、創立77周年記念日行事およびフォーラムの様子は【関連リンク】より動画配信を行っていますので、ぜひご覧ください。
岐阜大学創立77周年記念日行事
日時:2026年6月3日(水) 14時00分~17時00分第一部
○ 学長報告
○ 学部長等報告
第二部
○ 第58回岐阜大学フォーラム 基調講演「岐阜から宇宙を目指す」
「世界の宇宙探索のトレンドと月資源開発」
講師:小紫 公也(日本航空宇宙学会(JSASS)会長、東京大学大学院工学系研究科 教授)
「岐阜における宇宙工学人材育成」
講師:宮坂 武志(工学部附属宇宙研究利用推進センター センター長・教授)