「アンモニア・水素利用ゼロカーボンエネルギー実証拠点」竣工式を開催しました
岐阜大学は、4月21日、キャンパス内に新たに整備した「アンモニア・水素利用ゼロカーボンエネルギー実証拠点」の竣工式を開催しました。
本拠点は、脱炭素社会の実現に向けて次世代エネルギーとして注目される水素・アンモニアの利用技術を、研究から実証、社会実装まで一体的に推進する中核拠点として整備したもので、岐阜大学が、株式会社レゾナック、三菱化工機株式会社、東京ガス株式会社、三浦工業株式会社と共同で開設しました。
実証に必要な設備を一か所に集め、実用化を見据えた試験、研究開発、さらには経済性の検証までを一貫して行う拠点は、国内でも初めての取り組みです。
次世代エネルギー「アンモニア」活用に大学として本格的に挑戦します
近年、二酸化炭素を排出しないエネルギーとして「水素」が注目されており、その水素を運びやすい形で活用できる「アンモニア」も大きな関心を集めています。アンモニアは燃焼時に二酸化炭素をほとんど排出しない特徴がある一方、安全性の確保や高効率な利用方法など、実用化に向けて解決すべき課題も多くあります。
本拠点では、次世代エネルギーとして注目されるアンモニアの高度利用技術を中心に、燃焼・分解特性の制御、安全性確保、エネルギー効率向上といった課題に大学として正面から取り組みます。
竣工式では、吉田学長から「本拠点は、大学の知と企業の技術を結集し、事業化を見据えた共創を進める象徴的な取り組みであり、日本のエネルギー転換や産業競争力の強化に貢献することが期待される」と挨拶がありました。また、プログラムディレクターをつとめる浅野浩志特任教授、本拠点の運営を行う地方創生エネルギーシステム研究センターの義家亮センター長からは、本拠点の開設の経緯や国が進めるエネルギー政策における本拠点の位置づけなどについて説明がありました。さらに、神原信志副学長からは拠点に整備された設備や今後の事業計画についての説明がありました。
本拠点では、2028年度以降の社会実装を見据え、アンモニアを活用した分散型熱エネルギー供給システムの実証を進めることで、地域や施設単位での柔軟なエネルギー利用モデルの構築を目指します。
岐阜大学は今後も、本拠点での研究・実証を通じて、我が国のエネルギー転換を支える人材育成と技術創出を進め、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。