学生がゼロから製作した飛行ロボットNo.1決定戦「東海クライマックスシリーズ2025」を開催しました
9月22日(月)、航空宇宙生産技術開発センターは、山県市総合体育館において「東海クライマックスシリーズ2025」を開催しました。本大会は、学生が自ら設計・製作した飛行ロボットの飛距離を競うイベントで、岐阜大学と名古屋大学が連携し、毎年開催しています。5回目となる今回は、2大学に加え中日本航空専門学校が新たに参加し、より多様な技術を競う大会となりました。
飛行ロボットにはセンサーが取りつけられ、姿勢制御を行いますが、発射台近くには飛行を妨害する送風機が設置され、フライトを阻害します。学生たちは、材質や機体形状、強度などを工夫し、いかに長く・高く飛ばすかを工夫しながら飛行ロボットを設計します。
競技終了後には、飛行ロボットのフライトを振り返る反省会を実施し、学生同士のみならず、他大学や来場者との活発な意見交換が行われ、年齢や所属を超えた貴重な交流の場となりました。また、特別講演として、千葉大学名誉教授・株式会社AutonomyHD代表取締役CEOの野波 健蔵先生を招き、「AIドローンによる新たな空の産業革命」と題したご講演もいただきました。
表彰式では、過去最長の飛距離を記録した岐阜大学Bチームが見事優勝しました。さらに、初参加の中日本航空専門学校は和紙を用いた機体で挑戦し、「デザイン賞」を受賞しました。
本大会を通じて、学生たちはものづくりの面白さや難しさをあらためて学ぶ貴重な機会となりました。本大会が、次世代の技術者育成と地域の発展に寄与することを期待しています。



