学長ブログ

量子拠点設立式典が開催されました

 12月9日(月)、名古屋大学東山キャンパスにて、東海国立大学機構「量子フロンティア産業創出拠点」(略称 Q-BReD) の設立、名古屋大学「未来社会創造機構 量子化学イノベーション研究所」、岐阜大学「医学部附属量子医学イノベーションリサーチセンター」の設置を記念し、式典と講演からなるシンポジウムを開催しました。
 式典にて吉田学長は、本学に新たに設立された「医学部附属量子医学イノベーションリサーチセンター」について、超偏極MRIを用いた疾患応用研究や、ヒト計測に対応した装置開発に取り組んでおり、また大垣市民病院の協力により、「放射線量子医学研究講座」を設置し、画像診断や放射線治療における研究推進などの成果を紹介しました。
 シンポジウムでは、量子生命科学や量子・AI融合技術に関する最新の研究成果が発表され、特に、量子科学技術研究開発機構(QST)の馬場嘉信氏による「量子生命科学の最前線と東海国立大学機構・QST拠点間連携」、産業技術総合研究所の村山宣光氏による「量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センターの挑戦」といった基調講演が注目を集めました。
 本学は今後も量子技術の発展に向けた取り組みがますます加速していくことを期待しています。

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