学長ブログ

One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター開所式を開催しました

 1月17日(火)に「One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター開所式」を開催しました。
 本センターは、吉田学長の提示するミライエ構想の重要な取組かつ大学発展の好循環の基点となるものであり、「ヒトと動物の疾病は共通」、すなわち「One Medicine」という新たな視点から創薬シーズの開発・育成を行う研究拠点として開所されました。
 センターは、本学の現状組織の一部を再編し、名古屋大学や岐阜薬科大学とも連携し、医学、獣医学、薬学、工学等の研究者が、分野横断的かつ施設横断的に有機的につながり、ヒトと伴侶動物の治療薬や予防薬、診断薬のシーズの開発・育成を強力に進めます。
 開所式は、松尾東海国立大学機構長をはじめ、大学関係者、研究者、学生、企業関係者など、約238名(会場125名、オンライン113名)が出席いたしました。来賓の黒沼一郎文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課長ほか堀裕行岐阜県健康福祉部長、本学獣医学科卒業生の竹中登一アステラス製薬株式会社 元代表取締役社長CEO及び原英彰岐阜薬科大学長の挨拶から始まり、矢部大介センター長による概要説明、わが国の医薬品・医療機器開発戦略の司令塔機能を担う田中一成内閣府健康・医療戦略推進本部事務局次長、ヒトとネコの腎臓病治療薬の創薬・実用化を目指す宮崎徹一般社団法人 AIM 医学研究所 代表理事・所長による基調講演および森崇応用生物科学部教授による講演が行われました。閉式の辞では吉田学長が、「本センターは、医獣薬連携により、ヒトと動物の共通性や相違点といったことを明確にすることを通し、それら疾病の予防、治療、診断に役立つ薬やデバイスの開発を精力的に進めていく。そして、様々な関連企業や、地元自治体とも連携を推し進め、この岐阜地区のライフサイエンス拠点を目指すとともに、機構が掲げる未来型好循環社会を目指す東海プラクティス実現の一翼を担うセンターになると考えている。」と述べました。
 今後は、「One Medicine」の視座のもと国際的にわが国が後れをとる医薬品開発の成功率を高めるだけでなく、「Sharing Medicine(人獣共通医療学)」という新たな学術領域の開拓 を目指してまいります。

センターの概要を説明する矢部大介センター長
センターの概要を説明する矢部大介センター長
閉会の辞を述べる吉田学長
閉会の辞を述べる吉田学長




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2023.01.19

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