新型コロナウイルス（COVID-19）感染拡大下における岐阜大学の活動に関する基本方針－東海国立大学機構岐阜大学の構成員たる自覚と自律的、理性的行動を求む！－

令和２年４月７日　東海国立大学機構　岐阜大学長　森脇久隆

１．はじめに

新型コロナウイルス（COVID-19）感染拡大下、岐阜大学はすでに医学部附属病院の外来診療休止、附属病院を除く全館閉鎖など深刻な状態に陥っています。私どもはこのような状況が一層進展することを阻止するとともに、然るべき再開に備え安全性の確保ならびに教育／研究の緊要性を評価しつつ、適確に対応を進めて参ります。

２．大学機能を維持するための学長及び大学執行部の決意と基本方針

令和２年４月１日に発足した国立大学法人東海国立大学機構の一員として、以下の決意を持ち、基本方針に従って行動するとともに、機構の総合力を活用し更なる機能強化を図る。

【決意と基本方針】

• 感染拡大防止と構成員の安全確保を第一に優先する。
• いかなる状況においても、大学のミッション達成のため機能回復とその後の発展を見据えた取組に努める。
• 情報と行動方針を構成員と共有する。
• 学長の下に対策本部を設置し対策の執行に責任を持つ。
• これを機に全学のレジリエンスを高め、将来に向けた「未来型デジタルユニバーシティ」作りを遂行する。

【機能強化】

• 教育の質を確保した遠隔授業とe-learning contents & systemsの整備を速やかに進める。
• TV会議、テレワーク環境を充実させる。

３．附属病院に関する執行部の方針

附属病院に開設された新型コロナウイルス感染症対策本部の活動を全面的に支援し、感染拡大の阻止、病院機能の維持・回復に努める。

４．構成員へのお願い

一人一人が高い自律心と科学的思考を持った勇気ある知識人として行動願いたい。関連規範は 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取り組みの徹底について を確認願います。

５．国立大学法人東海国立大学機構の一員としての岐阜大学

前記２．に記したとおり国立大学法人東海国立大学機構の一員という自覚と自負を持ち、今回の危機に対峙しましょう。未来型デジタルユニバーシティに変革する最大の好機でもあります。