岐阜大学公開講座「自分だけの模様の金属・木目金のアクセサリー製作体験 ゼロから自分で製作してみよう」のご案内
自分だけの模様の金属・木目金のアクセサリー製作体験 ゼロから自分で製作してみよう
金属は磨くことで光沢が得られるなど,他の素材にはない特徴をもっています。そのため,古くから装飾品用の素材として広く利用されていますが,硬いため加工が難しい一面も持っています。しかし,道具や熱処理を上手く扱うことができれば,手作業で加工を行うことも比較的容易です。
本公開講座では,異なる金属を重ね合わせて加工をすることで金属表面に木材の様な模様を作り出す『木目金(杢目金)』を最初の工程から自分自身で製作し,オリジナルのアクセサリーを製作します。作業は計3日間となります。
木目金は,江戸時代頃に日本刀の刀装具製作のために考案されたとされる伝統的な金属加工です。現在では,国内外で木目金製のアクセサリーなどが製作されています。
※杢目金(木目金)について
杢目金は,江戸時代頃に日本で考案された伝統的な金属加工の一つです。一時はその製法が失われ「幻の技術」とされていましたが,現在ではその製法が復活し,国内外で杢目金製の製作物が製作されています。
【実施場所】岐阜大学教育学部 美術・技術棟 金属加工実験室
住所:岐阜市柳戸1-1,JR岐阜駅/名鉄岐阜駅よりバスで約30分
アクセス方法はこちらをご覧ください。
【講 師】教育学部技術教育講座 准教授 中田隼矢
【参 加 料】 1,500円(保険代及び消耗品費として)
【対 象 者】 中学生・高校生
【定 員】各4名
【製 作 物】 銅合金製杢目金の指輪,あるいは小さなアクセサリー(製作した物はお持ち帰り下さい)
【実施日時】
日程A | 日程A | ||
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7月27日(土) | 10:00~12:00 | 7月27日(土) | 13:30~15:30 |
8月 3日(土) | 10:00~16:30 | 8月 5日(月) | 10:00~16:30 |
8月 4日(日) | 10:00~16:30 | 8月 6日(火) | 10:00~16:30 |
※日程AもしくはBのどちらかの日程で,3日間全て出席できることを受入れの条件とします。終了時間は多少前後する場合があります。2,3日目は昼食を持参下さい。昼食は,大学内のコンビニで購入することもできます。
【作業内容】
- 1日目:木目金に関する簡単な説明後,サンプルの準備をします。具体的には,金属板を紙やすりで磨いて,その後綺麗に洗浄します。磨き終わった金属板を重ね合わせて,電気炉で加熱して接合します。
- 2日目:接合した金属を圧延機(ローラー)を用いて,細く延ばします。金属がある程度延びたら金属を捻ったり,削ったりして模様を作成します。
- 3日目:模様ができた金属を用いて,アクセサリー(指輪やバングルなど)を製作します。早ければ,3日目のお昼過ぎ頃に作業は終了します。
お申込み方法
申込フォームよりお申し込み下さい。申込期限は7月19日(金)までとなります。定員を超えるお申込みがあった場合は,抽選となります(抽選結果は7月20日(土)にご案内します)。
備考
- 保護者含め付き添いの方は作業に同席できません。
- 作業中の写真を大学の教育や広報活動で利用させていただく場合があります。その際の写真は,個人が特定できないよう処理を施し用います。
実習参加時の注意点 ※これらを満たしていない場合は,実習に参加できません。
- 安全性確保のため長袖・長ズボンを着用し,足下の素肌が露出しないよう丈の長い靴下を着用下さい。
- 転倒防止のため運動靴等歩きやすい靴を着用下さい。サンダル,ヒール,厚底靴では参加できません。
- 手の爪は短い状態で参加下さい。爪が長いと工具を正しく持てなかったり,怪我の要因となります。
- 髪が長い場合は束ねて下さい。長い髪は作業の妨げや工具に巻き込まれる可能性があり大変危険です。
- 金属を削る際に多量の粉が発生しますので,汚れてもよい服装で参加下さい。
お問い合わせ先
nakata.toshiya.d6@f.gifu-u.ac.jp(岐阜大学教育学部 中田隼矢)