日本学術会議・人と動物の共通感染症研究会公開シンポジウム「One health: 新興・再興感染症」のご案内
新たな感染症、新興・再興感染症は、人類誕生以来、自然界の営みのなかで極稀な現象として起きてきました。そして今後も起こりうるのです。この現象の出現メカニズムとともに、現代社会で急速に進むグローバル化が新興・再興感染症の流行拡大に与える影響について概説します。自然現象であることから完全に本感染症の出現を防ぐことは不可能であるものの、極端に恐れることなく、One health、すなわち獣医学・医学・生態学の観点からの危機管理が重要であるとの理解をするために、本シンポジウムを開催します。
日本学術会議・人と動物の共通感染症研究会公開シンポジウム「One health: 新興・再興感染症」~動物から人へ、生態系が産み出す感染症~

- 日 時:令和2年11月14日(土) 13時30分~17時20分
- 場 所:オンライン開催
- 主 催:日本学術会議・獣医学分科会/食の安全分科会、人と動物の共通感染症研究会
- 共 催:岐阜大学
- 備 考:参加費無料
- 申 込:
参加申込みページよりお申し込みください。
生態系が産み出す感染症(はじめに)
杉山 誠(日本学術会議連携会員、岐阜大学副学長)
インフルエンザ:動物から人へ、脈々と続く感染症
堀本 泰介(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
エボラウィルス病:動物から人へ、時々起こる感染症
西條 政幸(国立感染症研究所ウイルス第一部部長)
狂犬病:動物から人へ、巧妙に続く致死性感染症
伊藤 直人(岐阜大学応用生物科学部教授)
コロナウイルス感染症:動物から人へ、そして世界に拡がった感染症
神谷 亘(群馬大学大学院医学系研究科教授)
はしか(麻疹):動物から人へ、そして人の感染症
竹田 誠(国立感染症研究所ウイルス第三部・部長)
生態系が産み出す感染症(まとめ)
芳賀 猛(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科・教授)