「留学生と日本人学生のための能楽(能・狂言)ワークショップ」を開催しました
本学グローカル推進機構 日本語・日本文化教育センター(以下、「日文センター」という)は、令和5年7月5日(水)に「留学生と日本人学生のための能楽(能・狂言)ワークショップ」を開催しました。日文センターでは、2005年度からプロの能楽師をお迎えして能楽(能・狂言)ワークショップを行っています。今年度は4年ぶりに完全対面方式で実施し、約50名の参加がありました。6月末から本学に留学しているサマースクール参加学生も加わり、さまざまな国籍の学生が集い、日本の伝統文化を堪能する機会となりました。
講師として観世流シテ方の味方團先生および田茂井廣道先生(以上能の講師)、大蔵流狂言方の茂山忠三郎先生および山口耕道先生(以上狂言の講師)の計4名を、日文センター和室にお迎えしました。
仕舞「岩船」の実演を皮切りに、能楽の歴史及び能と狂言の面や所作の違いについての講義、能楽の音楽(楽器と謡)、狂言の「笑い」の表現、狂言「寝音曲」の鑑賞、能装束の着付けといった盛りだくさんの内容が、テンポよく次々と展開されました。同じ若い女性を表す面でも、能と狂言とでは全く趣が違うことや、能の蔓が馬のたてがみや尻尾の毛でできていて硬いことなど、間近で本物を見なければ分からない多くのことを学びました。参加者からは「先生たちは本当に優しくて、内容が面白くて、とても楽しかったです」「興味があること、質問したいことがたくさんあったので、それを聞ける質問の時間があると嬉しいです」といった感想が寄せられました。
今後も、グローカル推進機構は、多文化交流の機会を提供していくなど、本学のグローカル化に向けた活動を展開していきます。
2023.07.13
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