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岐阜大学医学教育開発研究センター(MEDC): 第85回医学教育セミナーとワークショップを開催しました

 岐阜大学医学教育開発研究センター(以下、「MEDC」とする。)は、5月24日(水)~26日(金)の3日間にわたり、第85回医学教育セミナーとワークショップをオンライン開催しました。今回は第24回国公私立大学医学部・歯学部教務事務職員研修とあわせて開催しました。公募を含めた計6つのワークショップならびにウェビナーを実施し、講師を含む総勢267名の参加がありました。
 ワークショップでは、「OSCEの運営の基本を教職協働で学ぼう」、「「対話」で紐解く!多職種連携での思いのすれ違い」、「医学生の多様性とは?社会経済的格差の視点から考える」など、多彩なテーマについて活発な論議がなされました。
 「OSCEの運営の基本を教職協働で学ぼう」は、国公私立大学医学部・歯学部教務事務職員研修の共同企画として実施しました。はじめに、基本知識として、OSCE(客観的臨床能力試験)はどのような評価方法であるかということを学びました。その後、OSCE運営の事例を共有し、教員・事務職員それぞれの視点で運営に関するディスカッションを行いました。医学部と歯学部のOSCEの違いや、様々な職務の立場からOSCE運営に関する意見が出されるなど、全国の参加者同士で情報交換が行われました。
 また、新企画として、クロストーク「芸術がもたらす医療・医療教育の新しい視点」を実施しました。東京藝術大学学長/岐阜県美術館館長 日比野克彦氏をゲストにお迎えし、MEDCセンター長 西城卓也教授と共に、多様性・個別性・革新を重要としている芸術領域の価値観を、標準性・正確性が求められる医学/医療の領域に、どのように取り入れ融合させていくか、また、芸術の領域において医療がどのように捉えられているのか等を考える機会となりました。
 MEDCでは、医学教育共同利用拠点として我が国の医療者教育の普及・開発・向上に寄与すべく、年3回「医学教育セミナーとワークショップ」を開催しています。次回の第86回は10月6日(金)〜7日(土)の2日間、富山大学と共同で開催し、8月下旬からMEDCホームページにて参加者を募集予定です。

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オンラインで対談する日比野氏(左)と西城教授
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2023.06.08

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