本学は，７月２３日（火）に第１７回産学ツーリズムを実施しました。
　この取り組みは，学長をはじめ大学の執行部が産業活動の現場を訪れ，地域を支える産業の実情を把握し理解を深め，社会貢献の取り組みに役立てることを目的として平成１９年度から実施しています。
　今回は本学に航空宇宙生産技術開発センターが設立されたことから，航空機器メーカーの旭金属工業（株）安八工場及びナブテスコ（株）岐阜工場を訪問し本学の紹介，工場見学をさせていただいたあと，意見交換を行いました。
　旭金属工業（株）では機械加工から組立てまでの一貫生産体制の工場を見学させていただきました。特殊工程管理の為の認証プログラムで国際基準であるNadcapから１９種類の承認を受けており，見学後は，工場の自動化や国際展開時の課題等について活発な意見交換がなされました。
　ナブテスコ（株）では航空機の三次元の動きをコントロールする，フライト・コントロール・アクチュエーション・システムや航空機器のおける少量多品種の生産工場を見学させていただきました。ナブテスコ（株）は，本学の卒業生が多数在籍しており，今回の訪問・意見交換を通して，大学の研究力や人材育成への期待を実感することができました。
　今回のように大学幹部自ら地元企業へ訪問し，現状を把握することは非常に重要であり，本学は今後も産学連携や人材育成を通じて地域へ貢献できるよう取り組んでいきます。