お知らせ

医学教育開発研究センター(MEDC)が72回医学教育セミナーとワークショップを開催しました

 医学教育開発研究センター(MEDC)は,5月25日(土)~26日(日)の2日間にわたり,第72回医学教育セミナーとワークショップを開催しました。今回は第20回国公私立大学医学部・歯学部教務事務職員研修との併催で行われ,全国各地から総勢179名の参加者・講師が集い,公募を含め計8つのワークショップとセミナーを実施しました。

 ワークショップでは,教職協働支援,教学データ,マインドフルネス入門,行動変容,多職種教育,総合試験,臨床実習後OSCE,多職種連携など,多彩なテーマについて活発な論議が行われました。中でも「行動変容を教える授業設計体験ワークショップ~初診以外の医療面接も教えよう~」は,全国の教員,事務職員及び模擬患者19名が参加しました。まずは,行動変容を教える授業に援用できる理論を学び,グループワーク,シナリオ作成,それをもとにロールプレイを行い,その後ディスカッションを行いました。参加者は,行動変容を教える際の重要なポイントをより深く学ぶことができ大変有意義な機会となりました。

 セミナーには自治医科大学(MEDC客員教授)の松山 泰先生を迎え,『生涯学習力としての自己調整学習力を伸ばす』のテーマでご講演いただきました。
 医療者も常に「自ら学ぶ」ことが求められており,そのためにプロフェッショナル・アイデンティティ形成と関連付け,どのような環境においても自己調整学習力を発揮することが重要であり,このためには正統的周辺参加による唯一無二の自分という存在意義の体験と外発的動機付けも重要であることが示され,参加にとっては大変意義のあるセミナーとなりました。
 MEDCでは,医学教育共同利用拠点として我が国の医療者教育の普及・開発・向上に寄与すべく,年4回「医学教育セミナーとワークショップ」を開催しています。
 次回第73回は8月9日(土)〜10日(日)の2日間,愛知学院大学にて開催します。

松山 泰先生
講演される松山 泰先生
ワークショップ4での様子
ワークショップ4での様子

2019.06.17

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