平成30年度第11回学長記者会見を実施しました
本学は,3月20日(水)に,平成30年度第11回学長記者会見を実施しました。
今回の会見では,学長代理として,鈴木理事(国際・広報担当)・副学長から「健康寿命延伸に寄与する機能性多糖類の研究」について,「岐阜大学の将来ビジョン」と関連させて説明を行い,次いで矢部応用生物科学部教授から研究経緯,成果,岐阜県及び県内企業との産学連携について説明を行いました。
日本において,加齢による低栄養状態といった,高齢者の虚弱(フレイル)が課題となっています。
そこで,矢部教授は,野菜や果実に含まれる水溶性食物繊維のペクチンに注目し,2017年度から岐阜県等と連携して研究を行っています。今回,岐阜県産の柿などの生産現場において廃棄されている果物から活性化ペクチンを抽出し,高齢者のフレイルを克服する健康食品の開発を進めていることを発表しました。
また,平成31年4月に本学キャンパス内に岐阜県食品科学研究所が移転し,その3階部分は岐阜大学産学連携活動エリアとして本学の研究室が入り,県内の食品産業への貢献を目指した共同研究及び人材育成の場として活用が図られます。
今後,本学は県内の新たな食品産業の発信地としての役割を担い,地域活性化の中核拠点を目指していきます。
2019.03.28
- 内部リンク
- 独自サイト
- 外部リンク
- ファイルリンク