磯谷桂介文部科学省研究振興局長が，去る７月２日（月）に岐阜大学を訪問しました。
　森脇学長，理事らと岐阜大学の教育・研究などについて懇談後，地方創生エネルギーシステム研究センターの所属教員研究室及び岐阜大学の研究拠点施設を視察しました。
　研究室見学では，まず太陽光発電関連施設が設置しているE棟屋上を見学しました。高効率の新型太陽電池の実証実験の様子や，発電量推定の基盤として全国5か所に整備されているうちの一拠点となる日射強度・スペクトル観測サイト，また太陽光発電の発電効率の低下につながる日射強度の時間変動や空間ムラに関する実証実験の様子を見学しました。
　続けて，本学初の産学共同研究講座であるスマートグリッド電力制御工学共同研究講座を見学しました。同講座では，オフィスビル空調機6500台の電力を抑制制御することで火力発電所並みの需給調整効果を得る「仮想発電所」のシミュレーション設備を説明しました。
　引き続き，スマート金型技術研究センター，生命の鎖統合研究センターの施設見学及び説明を受けました。

　今後ますます，岐阜大学の強みである生命科学分野・環境科学分野・ものづくり分野において独創的で先端的な研究成果を社会に還元されることが期待されます。