お知らせ

第50回岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました

 11月1日(水),全学共通教育講義室で第50回 岐阜大学フォーラム「環境ユニバーシティフォーラム」を開催しました。この行事は,本学が「環境ユニバーシティ宣言」した11月を岐阜大学環境月間と定め,関連行事として毎年開催しているものです。
 今回は,岐阜県立森林文化アカデミー教授の横井秀一氏を講師にお招きし,学内外から96名(内訳:教職員72名,学生13名,一般市民11名)の参加者がありました。
 講演に先立ち,横山総務・財務担当理事による挨拶と向井応用生物科学部教授による横井氏の紹介が行われました。
 その後横井氏より「森は岐阜の宝もの~この宝を未来に引き継ぐために~」と題し講演していただきました。この中で横井氏は,岐阜は森林率が県土の81%と高く,日本の文化は森の文化であるとし,森林の機能や現状について歴史を含めて語られました。
 また,「森林は破壊と再生を繰り返しており,自然の力と人の力に時間が加わって成り立っている。災害国日本にとって,森林は国土保全に欠かせないものであり,森林資源は日本にとって再生可能な重要資源である。森林を保全するには自然の力に沿うことが大切であり,人の力だけでは成立しない」と話され,よりよい状態の森林を未来に引き継ぐために森林管理を担う人材育成について期待を述べられました。
 講演の後には,横井氏と向井氏との対談が行われ,「地域の活性化と森林の活用法について」など,参加者から寄せられた多数の質問にお答えいただきました。そのなかでその場所にふさわしい森林の例を尋ねられ,横井氏は「使う人たちが求める森林がよいと思う。ただし,その土地に合わせて無理のないところで活用していくことが大切だ」と述べられました。
 参加者からは,興味深いテーマでおもしろかった,先生の経験からのお話が良かった,質問に丁寧に答えて頂き専門意識を感じました,などの感想をいただきました。
 本学は,今後も様々な知識を集結して環境対策を推進していきます。

集合写真
挨拶をする 横山正樹 総務・財務担当理事
集合写真
講師紹介をする 向井譲 応用生物科学部教授
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講演をする 横井秀一 氏
集合写真
対談(横井氏と向井氏)

2017.11.13

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