お知らせ

平成25年度岐阜県下ユネスコスクール研修会を開催しました

 8月19日(金),本学は,岐阜大学サテライトキャンパスにおいて,平成25年度岐阜県下ユネスコスクール研修会を開催しました。(共催:大垣ユネスコ協会,後援:ユネスコ・アジア文化センター,岐阜県教育委員会,岐阜県ユネスコ協会)

 この研修会は,文部科学省の日本/ユネスコパートナーシップ事業の一環として,岐阜県下の学校のユネスコスクールへの加盟支援を目的とし,昨年度から実施しています。ユネスコスクールとは,人権,民主主義,異文化理解,環境教育等の地球規模の課題解決に向けた質の高い教育の実践を通じて,ユネスコ(国連教育科学文化機関)の理想を実現する学校です。また,ESD(持続可能な開発のための教育)の推進拠点としても位置づけられています。世界中に9,500校以上のユネスコスクールがあり,日本全国では約580校,岐阜県下では2校が加盟しています(平成25年7月現在)。

 今年度の研修会は,「ESDに対する理解を深め,ユネスコスクール加盟を目指す」をテーマとして行われました。小見山国際戦略本部長による開会挨拶の後,先進的なESD活動で知られる江東区立八名川小学校(東京都)の黄地健男教諭による,八名川小学校の取り組みの紹介がありました。続いて,前任校の岐阜市立島小学校において県下初のユネスコスクール加盟を担当した野原清春教諭(現:長森南小学校)による,加盟についてのアドバイスを含む発表がありました。その後,学校現場での国際理解教育活動・発展途上国支援等を行う岐阜県下のユネスコ協会(岐阜県ユネスコ協会・大垣ユネスコ協会)それぞれによる活動紹介,岐阜大学学生団体「ESDクオリア」による環境保全に関する活動についての発表が行われました。

 当日は,岐阜県下の小・中・高等学校関係者を中心に約30名が参加し,研修会終了後には,参加者同士でそれぞれの所属校における課題について意見交換が行われました。研修会後のアンケートでは,回答者の大半が「ESD・ユネスコスクールについて理解が深まった」と回答しており,本研修会の開催を通じて,参加者のユネスコスクールへの関心が高まり,さらにESDへの理解が深められました。今後も,ユネスコスクール支援大学として,関係機関と連携しながら,県下のユネスコスクールやESD活動の支援を行っていきます。

熱心に発表を聞く参加者
学生団体「ESDクオリア」による発表

2013.09.10

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