６月１日より運用を開始する医学部附属病院北診療棟の開設式を，５月２３日（木），関連病院等関係者の出席を得て行いました。

　北診療棟には，平成１６年の病院移転後，年々増加する患者のニーズに対応するため，特に患者数増加の著しい光学医療診療部および化学療法室を拡充・移設しました。さらに，医師育成推進センターを備え，医師の卒前教育と卒後研修との一貫性を図り，優れた医療人を育成していくこととしました。

　開設式では，岩間亨病院長から「移転して９年の間に医療にも変化が起き，患者数も大幅に増加し，北診療棟の開設に至った。今後は最先端の治療，より快適なサービスを提供し，また将来の地域医療を担う医療人の育成にも取り組んでいく」とあいさつがあり，引き続いて森秀樹学長が「北診療棟の開設により，医療の面でさらなる地域貢献ができることを嬉しく思っている。関連病院との連携を強化し，地域医療の発展を期待する」と述べました。
　その後，森脇久隆光学医療診療部長，吉田和弘がんセンター長，水田啓介医師育成推進センター長が各階の概要を説明し，森学長らがテープカットを行いました。