本学は，平成２６年度から (株)バローホールディングス・中部薬品(株)からのご寄附により，「バロー・Ｖドラッグ海外研修奨学金助成事業」を行っています。本奨学金は，本学の大学院生が海外の大学，研究機関及びこれに準ずる機関における単位修得や専門の研究を行うことの支援を目的としています。
　１月２１日（月）には，本奨学金を受け，派遣された，大学院自然科学技術研究科２年の柳生　和耶さん，大学院工学研究科２年の安藤　宏恵さん，大学院自然科学技術研究科２年の坂野　達也さんの３名が，多治見市にある（株）バローホールディングス本部において成果報告を行いました。

　柳生さんは，アメリカの米国国立衛生研究所（NIH）でタンパク質の解析方法の手法を改善する研究，安藤さんはオーストラリアのシドニー大学で交通ネットワークの研究，坂野さんはカナダのブリティッシュコロンビア大学で複合材料に関わる研究を行いました。
　報告者の３人の中には帰国した現在も派遣先との交流を継続しており，共同研究や議論を進めていることを田代（株）バロー代表取締役社長に報告しました。
　田代社長からは「３人とも良い経験ができましたね。若いうちの経験は大きな力になります。引き続き頑張ってください。」と言葉がかけられました。
　岐阜大学基金では，今後も学生の様々な挑戦をサポートする取組を続けていきます。