先輩からのメッセージ

教育学部

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学校教育教員養成課程
特別支援教育講座 3年

高野 優衣さん
障害を持った方が安心して学校に通い
日々の暮らしを楽しめるような社会を作りたい。

 妹が特別支援教育を受けていて、両親の支援をできるようにと思い、特別支援教育講座に入学しました。岐阜大学は自宅のある美濃加茂市から通学に1時間半ほどかかりますが、高校の先輩に岐大生が多く、色んな情報を聞いた結果、他の大学より早い段階から現場に実習に行けることなど実践的に学べる点に魅力を感じました。特別支援教育とは、視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由者又は病弱な生徒への教育を指し、2年生からそれぞれの障害がどういったものなのか学び、それを踏まえた上での接し方を少しずつ具体的、実践的なものに落としこんでいきます。各個人の個性や発達に合わせた対応ができるよう、学びを深めていきたいです。また、起業部に所属して、実際に起業した先輩や意識の高い仲間から良い刺激を受けています。将来は、障害を持った方が安心して暮らせる施設を作りたいという思いもあるので、在学中にやりたいことに積極的に取り組んで、夢の礎を確かなものにしていきたいです。


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学校教育教員養成課程
国語教育講座 令和3年度卒業

古田 翔子さん
国語学を通して、改めて日本語の魅力を再確認。
多様な経験や学びを礎に、生徒を支えられる教員へ。

  小学校教員である母を尊敬していたことと、苦手な科目を親身になって教えてくれた高校時代の恩師との出会いをきっかけに、高校教員をめざすようになりました。もともと国文学は好きでしたが、大学で学ぶことでさらに言葉の魅力に触れることができたと思います。特に1年次の国語学概論では特殊音節など日本語の特徴について深く学び、言葉が持つ力やおもしろさが理解できました。また心理系の科目では、生徒と1対1で向き合う重要性を学修。教育実習やアルバイトなどで役立てることができ、対人力や応用力が養われたと実感しています。学業以外ではカンボジアで行われたマネジメントのインターンシップに参加。商品作りから販売までグループで実践し、各個人の特性を活かしたチーム作りの大切さを学びました。4年間の経験や学びを糧に、生徒が興味を持ったことをしっかりと支援できる、柔軟性のある教員をめざして頑張ります。


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学校教育教員養成課程
理科教育講座 4年

仲村 勇輝さん
かつて憧れた先生が自分にしてくれたように、
生徒の気持ちに寄り添って動ける教員になりたいです。

  中学生の頃、学校が荒れていたのですが、面倒見の良い先生が生徒のことを考えて色々と動いてくださって、明らかに状況や雰囲気が良くなっていく様子を見ていました。その先生に憧れて、僕も生徒に寄り添って行動できる教員になりたいと思うようになりました。実家のある滋賀県から下宿で来て不安もありましたが、1年時の共通教育科目の授業などで他の学部と交流でき、友達も増えたので、楽しく学校生活が送れています。これまでで思い出に残っているのは小中学校での実習で、2年生から3年生にかけて同じクラスに持ち上がりで行くため、中長期的な視点で生徒の成長を見ることができました。今までは授業を受ける立場でしたが、自分が授業をやってみると先生が生徒に考えさせるような質問を意識的にするなど、さまざまな工夫をされていることがよく分かりました。学習塾のアルバイトでも、学習意識があまり高くない生徒にどう興味を持ってもらうかなど学べることが多く、この経験を将来につなげたいです。


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大学院教育学研究科 総合教科教育専攻
令和元年度修了 小学校教員

中瀬 亮さん
1 年次から教育実習を行う「ACT プラン・プラス」で
教師としての働き方や指導の要点を深く学べました。

 岐阜大学への進学を決めた一番の理由は、「ACT プラン・プラス」に魅力を感じたからです。ACT プラン・プラスとは、1 年時の岐阜大学教育学部附属小・中学校での観察実習に始まり、4 年間にわたり教育現場でさまざまな経験を積めるプログラムのこと。数多くの実習を通じて、現職の先生たちが授業以外にどんな仕事に取り組んでいるのか、具体的な働き方を詳しく知ることができるのが魅力です。実習では「発問の重要性」に気付かされました。先生は何気なく言葉を発したつもりでも、語尾やニュアンスの細かな違いが気になり、子どもたちが発問の意図とは違うことを考えてしまうことがあります。「どんな発問をすれば、教えたいことを考えてもらえるのか」を常に工夫する大切さを実感しました。現在は大学院へと進学し、教鞭を執るための知識を深める一方、糖尿病を予防する機能性食品の研究開発にも取り組んでいます。教師とは直接関わりのない分野ですが、さまざまな経験を積むことで、勉強以外にもたくさんのことを伝えられる先生になりたいです。


地域科学部

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地域文化学科
自治政策コース 4年

田中 航陽さん
身近な問題を学び、多角的な視野を養成し、
将来は人に頼られる公務員をめざします。

 小学生の頃から社会問題に関心があり、高校は理系でしたが大学で経済学や社会学の学びを究めたいと考えて地域科学部に進学しました。地域科学部 の特長は、幅広い分野について学べることです。授業は社会問題を扱う内容が多く、中でも人間発達論では家族の相続問題や友人同士のトラブル、ホームレス問題など具体的な事例について学修。今まで問題視していなかったことにも目を向けるようになり、多角的に物事を考える力がつきました。また自治政策コースの授業では学生の声を反映したテーマが取り上げられるため、興味のある学びが深められます。私は国語があまり得意ではないため、新たな知見を増やすために言語学のゼミに所属。日本と世界各国の文章構造を比較しながら共通点や違いを見い出し、論理的な思考力を養っています。さらに多岐に渡る学びやスキルを身につけて、将来は公共のために尽力できる公務員になりたいと考えています。


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地域政策学科 国際教養コース
令和3年度卒業

西村 颯真さん
語学のカリキュラムや設備が充実していて
留学に必要なことを集中して学ぶことができました。

 文系理系関係なく幅広い学問を学べること、語学の授業が充実していることに魅力を感じ、地域科学部の国際教養コースに入学しました。入学後、第二外国語として選択したフランス語に魅かれ、高校の頃から憧れていた海外留学を目指し、フランス人の先生とマンツーマンで、発音や文法など留学に必要な知識を2年生後期からの留学までに身に付けました。留学先であるリール大学では、各国から来た留学生や現地のフランス人と交流することができ、基礎的な語学力の習得とともに、フランスの文化、社会情勢など多岐にわたる分野について学ぶことができました。今まで培った地域の課題を解決する力に加え、新たに国際的な視野を得ることができ、留学後の研究に生きているので、貴重な留学経験ができて本当によかったと思います。現在は、日本型ワイナリー経営と地域活性化をテーマに掲げ、ワイン法制度やワイン特区に着目しながら研究しています。将来は日本とフランスの架け橋となれるような仕事に携わりたいです。


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地域政策学科
平成29年度卒業
関市役所市民協働課

衣斐 七海さん
地域との関わり方や、仕事の多様性を体感できる
〝地域に開かれた学部〟だと思います。

 高校生の頃からまちづくりに関心のあった私は、地元岐阜の様々な形のまちづくりに触れることで、将来における地域との関わり方の視野を広げたいと思い、地域科学部を受験しました。在学中は、特に「地域社会学」と「経済地理学」を専攻し、その中で学んだ知識やつながりを深めるため、地域へ足を運び、地域の人と関わりを持つ中で、地域活動への参加やプロジェクトの実践を行いました。
 今は、卒業論文のテーマとしても扱った関市の市役所職員をしています。所属する部署によって業務は様々ですが、日々の暮らしやすさや、地域をより良くしようという市民の方の支援につながることが全ての業務の本質にあると思うと、とても やりがいを感じます。また私自身も、地域におけるいちプレーヤーとして、関市をより面白いまちにしていけるよう、市民の交流イベント等を企画しています。
 「まちづくり」という多様な意味を持つ言葉を多面的に捉え、実際に地域で落とし込むことのできる地域科学部での学びは、これからの生活に活きていくと思います。


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地域科学科
平成19年度卒業
岐阜県信用保証協会 総務課兼検査室 主任

傍島 一晃さん
大学で学んだ、情報を選択して適切に活用する力。
仕事をする上で最も役立っているスキルです。

 幅広く多様な分野について学べることに魅力を感じ、地域科学部を選択しました。メディア論を学ぶゼミに所属して得たのは「情報を活用する力」。 インターネットが普及した現代では、膨大な情報を簡単に得ることができます。しかし、本当に大切なのはそれらの情報から価値あるものを選択して活用することであり、大学でその方法について学んだことは非常に有意義でした。私は現在、岐阜県信用保証協会という中小企業者のサポートを行う公的機関で働いていますが、お客様である企業の状況はさまざまであり、支援の方法にも決まった形はありません。いろいろな情報を分析し、自分なりの結論を導いてアドバイスを行う際に必要となるのはまさに「情報を活用する力」であり、これからも広く社会で求められていくスキルだと感じています。今後はさらに自身の知識を深め、岐阜県活性化の一端を担えるよう頑張ります。


医学部医学科

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医学科 5年
山中 真名さん
実習や部活動で身につけた協働力を活かし、
疾患だけではなく人そのものを診る医師に。

 子どもの頃、家族の病気がきっかけで医師という存在に憧れを抱き、高校で本格的にめざすようになりました。岐阜大学を選んだのは、地元の医療に 少しでも貢献したいと考えたからです。2年次から救急災害の研究室に所属し、救急現場で必要とされる医学の基礎的な研究を行っています。4年次に行った救急災害訓練では学生が医師役、患者役などに分かれ、実際の大災害を想定して訓練を展開。チームの仲間と声を掛け合いながら実践することを通じて、どんな緊急時も1人で対応しようとせず、仲間で協力して行うことの重要性を学びました。訓練を通して身につけた協働力は、将来、チーム医療の現場で活かすことができると感じています。また学びと並行してバトミントン部や室内合奏団の活動も積極的に行っています。多様な人との出会いで培ったコミュニケーション力で、将来は疾患だけではなく人そのものを診れる医師になりたいです。


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医学科 6年
小林 海道さん
実際の救急現場さながらの実習での学びが、
将来の実践で必ず役に立つと実感しています。

  医学研究について学ぶテュトーリアル選択配属では薬理学を選択し、薬とタンパク質との関係について実験や研究を行いました。先生の丁寧な指導のおかげで医師としての考え方や論文の書き方を習得することができたと感じています。また救命救急の実習では大規模災害が発生した際の病院を想定し、医師役で実習。治療の優先順位のつけ方など学ぶことが多く、実際に医療器具にも触れることができたので今の病院実習も自信を持って挑むことができており、将来にも必ず役に立つと実感しています。学業以外では、硬式テニス部の練習にも打ち込んでいます。以前、大会で自分が負けてチームが敗退するという悔しい経験をしたことから、何事も後悔しないように準備をすることが大切だと感じ、後輩にも伝えていきたいと思っています。将来は今の世情や医療現場も考慮し、呼吸器内科に進めたらと考えています。そのためにも、今後は専門知識の習得はもちろん、論文に必要な英語力も養成していきたいと思います。


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医学科 令和元年度卒業
岐阜大学医学部附属病院 研修医

紀藤 雅典さん
自主勉強会やボート部の立ち上げを経験し、
チームで困難を乗り越えたことが今につながっています。

 小さい頃、母親が岐阜大学医学部附属病院に入院していて面会で通っていた時に、自分も人を助ける仕事がしたいと思い、地元の岐阜大学に進学しました。学部生の頃は、検体から疾患の原因を検証する「形態機能病理学」の研究に取り組んでいました。ただ、自分だけの学びには限界があるため、仲間と自主的な勉強会を開いて知識を深めていました。また、数人の有志とボート部を立ち上げたことも良い思い出です。最初は、活動するための資金も無かったため、企業を回って寄付金を募ったり、他学部からも仲間を集めたりして、大学にも部活として公認されて大会に出場できるようになりました。ゼロから始めることは大変でしたが、チームで意思疎通を取り、連携する重要性を実感できました。医療現場で働き始めて感じるのは、人と人とのコミュニケーションの大切さです。今後は、大学時代の経験を生かして、チームワークを大切にしながら患者さんの気持ちに寄り添っていけるような内科医を目指していきたいです。


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医学科 令和元年度卒業
岐阜大学医学部附属病院 研修医

川合 桃加さん
学生時代に学んだ各分野の知識をベースに
患者さん目線で対応できる医師を目指していきたい。

 人を助ける仕事に小さいころから憧れがあり、同じ志を持つ高校の仲間とともに地元の岐阜大学を受験しました。大学では連合創薬研究室に所属し、ある病気に対して効果的な薬をつくるための成分分析などを行っていました。また、2 年生の時の病理学の試験が大変だった記憶があり、仲間と励ましあいながら1日5 時間ほど試験勉強をしていたことを懐かしく思います。卒業後は、地域に密着した医療に携わっていきたいと思い、岐阜大学医学部附属病院に就職しました。現在は研修医として各診療科を回って実務を学んでいます。研修をしていて感じるのは、患者さんとの対話の重要性。セオリー通りにはならないことも多々あり、患者さんの症状を理解するためには丁寧なヒアリングが欠かせません。また、その際に学部時代に学んだ各分野の知識が生きてきます。理論だけでは上手くいかないこともあるので、患者さんの目線に合わせて対話を重ねながら、より現場で生きる知識を身に付けていきたいです。


医学部看護学科

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看護学科 2年
長屋 真夢さん
苦しんでいる人の気持ちに寄り添ってケアでき
グローバルに活躍できる助産師になりたいです。

  中学生の頃、踏切の傍で苦しんでいた外国人の妊婦さんを偶然見かけ、そんな人を助けられるようになりたいと思い助産師を目指しました。また、高校でアメリカへの交換留学に行った際に、ホストシスターが助産師だったこともあり、現場での話を聞いてより興味を持ちました。岐阜大学の看護学科に入学して感じたのは、先生のケアが手厚いことです。患者さんのケアをまとめた動画を作ってくださったり、提出物にもコメントを丁寧に書いて戻してくださったりするので、期待に応えたいという気持ちに自然となります。初期体験実習でも、岐阜大学医学部附属病院の看護師さんに同行して、現場での仕事ぶりを早い段階で見ることができ、かなり刺激をうけました。自宅から 1.5 時間~ 2 時間程度かけて通学しているのですが、岐大に来てよかったと感じています。将来は海外でも働いてみたいという気持ちもあるので、語学とスキルとともに、患者さんに寄り添える人間性を磨いていきたいです。


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看護学科 4年
森本 希香さん
多くの経験をもとに、自分らしく生きることを
支援できる看護師を目指す。

 私は幼いころから人の生きる強さを支援したいという思いが強く、看護職を志すようになりました。高校時代には曾祖父母の死を通して終末期医療にも興味を持つようになりました。また、住み慣れた地域で自分らしく生きることを支援したいという思いから保健師課程の専攻も希望しています。看護について専門的に学ぶ中で、新しい発見に感動することもありますが、時には挫折しそうになることもあります。そんな時は将来の自分と関わるであろう患者さんを想像して自身を鼓舞しています。また、親身に相談に乗ってくださる先生方、刺激を与え、支えにもなってくれる友人、私の意思を尊重してくれる家族、その他にも本当に多くの方々のお陰で今の自分があり、日々成長できていると感じています。学生時代は様々なことに挑戦し、時には失敗もし、多くの経験を積みたいと思っています。そしてその経験から幅広い視野でものごとを捉えることができる、柔軟な考え方で患者さん一人一人に寄り添えることができる看護師になりたいです。


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看護学科 平成23年度卒業
岐阜大学医学部附属病院 看護師

盛岡 尚子さん(旧姓 福村)
大学での学びが大きな糧に。
今後も看護の質を高めていきたい。

 私は大学卒業後、看護師として岐阜大学医学部附属病院に入職し、外科病棟に配属されました。あっという間に今年で10年目を迎えますが、中堅看護師となった今でも、分からないこと、至らないことが多々あり学びの日々です。看護師は患者さんを身体面、心理面、社会面から理解し支えていくことが求められます。そのためには日進月歩である治療を理解すること、自分の価値観の押し付けでない、患者さんの心に寄り添えるような感性や倫理観を養っていくことが必要です。看護師としての学びに終わりはないと思います。私は様々な患者さんと出会いの中で、乳がん看護に関心を持ち2019年に乳がん看護認定看護師の資格を取得しました。認定看護師としての看護実践とは何が求められるのか、チーム医療にどのように貢献していけばいいのか、試行錯誤している現在です。けれど学び続けること、患者さんのために自分は何ができるのかと考え続けることを大切に、看護師の道を進んで行きたいと思っています。


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看護学科 平成17年度卒業
岐阜大学医学部附属病院 看護師

伊藤 由起子さん(旧姓 吉村)
憧れの先輩を慕って附属病院に入職。
患者さんに寄り添う看護を実践しています。

 「あなたは看護師に向いているね」という高校の担任の先生の言葉をきっかけに看護師を志し、大学3年生の実習で会った看護師さんに憧れて岐阜大学医学部附属病院で働くことを決意しました。岐阜大学を卒業後、その先輩がいる内科病棟に入職し、現在は消化器内科・血液内科へと異動して充実した日々を過ごしています。いつも明るく凛として患者さんや家族に寄り添いつつ、後輩には時には厳しく指導することを心がけています。看護師は身体的にも精神的にも大変な仕事です。患者さんは年齢層も病状も様々で、疾患や治療に対する思いも異なるため、一人ひとりに合った心遣いが必要です。人の人生の重要な場面に関わるという重い使命もあります。ですが、「伊藤さんありがとう」、この言葉があれば頑張れます。最近では、「感染管理認定看護師」の資格を取得しました。今後も看護の知識、技術や考え方を広げ深め磨きながら、患者さんのために日々成長していきたいです。


工学部

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電気電子・情報工学科
応用物理コース 4年

中島 和哉さん
数学の基礎知識を身に付けて教員免許を取得し、
将来の選択肢を広げていきたいです。

 数学が得意で興味もあったので、電気電子情報工学科に進学しました。電気電子・情報工学科は、研究内容的には理学部に近いものもあり、数学に関する理論が幅広く学べる学科です。また、実は高校の数学教師の教員免許を取得できることも魅力に感じました。普段の講義や研究と並行して教職課程を受講するのは大変ですが、自分の頑張り次第で卒業後の選択肢が増やせるのは良いことだと思います。研究室は物性理論・計算物質科学研究室に所属し、計算ソフトを駆使して合金の配合や格子振動にまつわる研究しています。まだ研究室には入ったばかりなので、これから自分のテーマを決めて没頭していければと思いますが、大学院には進みたいと思っています。サークルは岐阜大学ユネスコ学生クラブに所属し、地域の子どもたちと遊ぶ会を催すボランティア活動をしています。コロナの影響で新入生の勧誘も難しかったですが、サークルの仲間とは一緒に遊ぶことも多いので、サークルに入って良かったです。


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化学・生命工学科
生命化学コース 4年

熊崎 媛香さん
実験や部活で養った視野と実行力を礎に、
化学生命分野へ進むために全力で取り組んでいきたい。

 自宅から通える国立大学へ進学したいと思い、岐阜大学へ進学しました。授業の中でも特に印象に残っているのは、食品と化学・微生物の関係を学ぶことのできた「生物生産工学」と化学事象を実際に確かめることのできる「学生実験」です。
 「生物生産工学」では、微生物と発酵の話が、味噌やお酒の話と関連づけられ、生物や化学が自分の生活に結びついていることを感じることができた講義でした。「学生実験」では、授業で学んだ反応を再現し、生成物が目的の化合物であること、及び収率などを確認します。目標を達成できない場合は、どのような原因で収率が低くなったか、収率を上げる方法など、成功よりも失敗からの学びが多いことも事実です。そしてなにより、実際に自分の手で検証できることが楽しいです。
 部活動ではアメフト部のマネージャーとして、グラウンド練習に加えて、会計や広報活動にも尽力しています。仲間や地域の人々、OB・OG との関わりの中で、実行力や組織を運営する力が養われていると感じています。勉強も部活も、何事も全力で取り組むことが大切。大学院でも目標を定めて行動に移し、将来に向けて頑張りたいと思っています。


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人間情報システム工学専攻
平成26年度卒業
CKD株式会社

西尾 真吾さん
講義や研究で身に付けた問題解決能力が
ビジネスマンとしての礎になっています。

 私が岐阜大学への入学を考えたのは、子供の頃からの憧れであったロボットの研究を行っている研究室の存在を知ったことがきっかけです。
 大学の授業では機械工学・電気・ソフトウェアと幅広い分野の基礎を学ぶことができました。研究室に配属されてからは歩行ロボットの研究に取り組みながら機械工学の専門知識をつけることができました。
 現在は薬品包装機械メーカーの機械技術として勤めています。最近は新機種の開発担当となり日々業務に取り組んでいます。開発を進めていくには機械から電気の知識まで幅広い知識が不可欠です。また要求された品質・コスト・納期を満たすための課題に対してどのように取り組めば解決できるかという考え方が必要となります。このような幅広い知識と問題解決能力は大学での授業や研究を進める中で身についたものです。岐阜大学での経験が今の私の土台になっています。
 大学で経験できることは今後の人生の大事な財産になります。後悔のない大学生活を送れるよう過ごしてください。


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環境社会基盤工学専攻 令和3年度卒業
中日本高速道路株式会社

新田 和音さん
社会基盤工学科で幅広い分野を学んだことで
自分が本当にやりたいことが見つかりました。

 日本全国で高速道路の老朽化が深刻化しており、高速道路ネットワークを今後どのように健全に保っていくかが重要な課題とされています。私は現在、その老朽化した構造物に対して必要かつ効果的な対策を行う、「特定更新事業」に関わる仕事をしています。仕事をする上でまだまだ分からないことも多いですが、周りの方々に助けられながら、充実した毎日を送っています。これからも高速道路の安全を守るために、日々精進していきます。
 私は「人の役に立つ仕事がしたい」という想いから、岐阜大学の社会基盤工学科に入学しました。社会基盤工学科では、構造力学や水理学、土質力学、コンクリート工学、土木計画学など、さまざまな講義を受けることができ、幅広い分野から自分が本当にやりたいこと、興味のあることを模索することができる環境であったと感じています。先生方には熱心かつ親身に、勉強の質問から進路の相談、時には個人的な悩みまで、相談にのっていただきました。皆さんもぜひ、岐阜大学という素晴らしい環境で、自分の可能性を感じていただければと思います。


応用生物科学部

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生産環境科学課程
応用植物科学コース 4年

鬼原 千佳さん
幅広い分野の学修を基盤に
植物生産についてより深く学び、研究につなげる!

 私はもともと花や野菜などの栽培に興味があり、応用植物科学コースがある生産環境科学課程に入学しました。この課程では、1・2 年次を中心に環境・動物・植物の基礎についてしっかり学ぶことができ、3年次からは各コースに分かれそれぞれの専門的な知識を得ることができます。応用生物科学部はキャンパス内に広い農場があるのが特徴の一つで、1年次にはフィールド科学実習として動植物の管理や乳製品の加工など学び、3年次では最新の温室で環境制御技術を利用したトマト栽培などを実際に経験できます。3年次後学期からは研究室に配属され、私は園芸植物が持つ機能を科学的に明らかにしながら園芸産業に貢献する研究課題に取り組んでいこうと思っています。環境・動物・植物に関する幅広い知識と、その積み重ねの上で学ぶ専門性の深い学修を基盤にして、社会に役立つ研究につなげていけることに魅力を感じています。


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応用生命科学課程
食品生命科学コース 令和3年度卒業

成瀬 美卯さん
私たちの生活に欠かせない"食品"について
深く学んでみませんか?

 応用生命科学課程では 3 年生からコース分属があり、私は食品生命科学コースを選びました。このコースでは食品の保蔵や加工、成分など食品について幅広い勉強ができます。食品は私たちの生活に欠かせないものであり、食品について学ぶことはとても有意義だと感じています。また、3 年後期からは研究室に配属されることでより専門的な勉強をすることになります。私は配属された研究室にて日本酒やビール、パンなどに利用される酵母についての研究をしています。身近な食品に利用されているものを深く研究することは、とても楽しいです。日本酒の試験醸造を実際に行う機会もあり、貴重な体験をすることもできました。
 食品について学ぶことは私たちの生活とつながる部分が多々あり、新しい気づきもたくさんあります。私たちの生活に欠かせない食品について深く学んでみませんか?


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生産環境科学課程 令和元年度卒業
(株)名港フラワーブリッジ

辻田 実希さん
大学で身に着けた知識と情報分析力が、
花をより深く知ることに役立っています

 私は現在、花の卸売市場で花き流通のデータ分析や日持ち試験、産地・生花店・一般消費者に向けた情報発信を担当しています。幼い頃から目指していた花に携わる仕事に向けて植物について学びたいと思い、生産環境科学課程を志望しました。園芸学研究室は、花の中でも特別好きなバラに関わる研究ができるということで志望しました。研究を通して身に着けた観察・記録方法、日持ち試験に関する前提知識は現在の業務でも活かされています。また植物コースで学んだ環境制御、園芸学の知識は訪問した産地の生産環境、特徴を捉えることに役立っています。今後は取り扱う花きの、より実用的なデータ分析を担当することになるので、市場ならではの情報量を活かし、花き流通の発展に貢献していきたいです。


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共同獣医学科 令和元年度卒業
ふるはし動物病院

濵田 七々実さん
興味のある分野について深く学ぶことができる、
貴重な経験でした

  私は現在、動物病院で獣医師として働いています。
 高校 3 年生の時、将来の夢は特になく、動物について幅広く学びたいという思いから岐阜大学の共同獣医学科を志望しました。岐阜大学では、動物の身体や病気に関して学ぶことはもちろん、畜産物の衛生管理や、人と動物に共通して発生する感染症の対策などを学び、獣医師がヒトの生活にもさまざまな場面で活躍していることを知りました。6 年間学ぶ中で、将来は動物の病気を治療したいと思い、動物病院の獣医師を目指しました。
 研究室では、ウイルスの研究をする中で、文章作成やプレゼンテーションのノウハウを学びました。ペットがかかっている病気について飼い主様に説明する時、研究室で身につけた「相手に物事をわかりやすく伝える力」が生きていると日々実感しています。
 大学で自分の興味があることを学び、追究することは、必ず将来に繋がっていきます。みなさんも、ここ岐阜大学のユニークで熱意あふれる先生方のもとでのびのびと学び、自分なりの道を見つけてください。


社会システム経営学環

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社会システム経営学環 2年
伊藤 成美さん
実践が多く、問題解決力や分析力が身につく。
好奇心をさらに掻き立てる学びが充実しています。

  高校時代にビジネスプランコンテストへ出場したことをきっかけに、まちづくりに必要なビジネススキルを養成できる社会システム経営学環に魅力を感じて進学しました。この学科の大きな特色は、座学だけではなく実践カリキュラムが充実していることです。社会システム経営入門まちづくり観光編の実習では郡上八幡へ行き、「歩いて楽しい郡上八幡」をコンセプトにしたまちづくりをグループで研究。アイデアを生むための着眼点模索や効率のよい役割分担などを通して、コミュニケーション力はもちろん問題解決力や分析力も身につきました。また部活は起業部に所属し、起業方法やスタートアップについて学んでいます。実際に起業している先輩や OB の方とのつながりもでき、視野が広がりました。さまざまなチャレンジを応援してくれる雰囲気も励みにつながります。さらに知識や実践力を磨き、将来の選択肢を増やしていきたいと思います。


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社会システム経営学環 2年
宮川 晃多さん
経営やマネジメントの基礎をしっかり身に付けて
将来は大好きなサッカーにまつわる仕事をしたい。

 小さい頃からサッカーが好きで、将来はサッカークラブで働きたいという思いを強く持っていました。また、経済や経営に関することにも興味があり、自分がやりたいと思うことが学べる大学を探していたところ、社会システム経営学環ではプロサッカークラブ「FC 岐阜」のプロモーション戦略に携われる授業があると知り、進学を決めました。「まちづくりリーダー入門」という授業でも FC 岐阜の方が来てくださり、実際の現場の話を聞けたことは良かったです。ただ、学校や先生が用意してくれた機会を受容しているだけでは成長できないとも同時に感じました。それから自分で FC 岐阜の方にお願いをしに行ってインターンを経験することができたので、やはり自分からアクションを起こ していくことが大事なんだと思います。僕は愛知県津島市の出身なのですが、地元を盛り上げたいという思いもあるので、社会システム経営学環でこれから学んでいくことをいつか還元できたらと思っています。