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    <title>研究・採択情報</title>
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    <updated>2026-08-06T04:00:46Z</updated>
    
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    <title>光コムで生体組織の&quot;わずかな動き&quot;までとらえる新しい3D計測技術を開発</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/08/entry06-15240.html" />
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    <published>2026-08-06T04:00:00Z</published>
    <updated>2026-08-06T04:00:46Z</updated>

    <summary>ナノ変位の検出と高速断層イメージングで医療・産業応用に前進 　新潟大学工学部電子...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>ナノ変位の検出と高速断層イメージングで医療・産業応用に前進</h3>
<p>　新潟大学工学部電子情報通信プログラムの崔森悦准教授らの研究グループは、岐阜大学大学院医学系研究科生命原理学講座生体物理・生理学分野の任書晃教授、大阪大学大学院医学系研究科薬理学講座統合薬理学の日比野浩教授らと共同で、光周波数コム<sup>（注）</sup>を用いた新しい干渉計測手法を開発しました。従来の光コム計測では、コム間隔が固定され測定範囲や精度の調整が難しく、さらに干渉信号が消える「盲領域」が発生するという課題がありました。本研究では、干渉信号に位相変調（SPM）を導入することでこの制約を克服し、盲領域を完全に解消しながら高速・高精度・広帯域の全視野3D計測を実現しました。<br>
　本成果は、2026年7月12日に、光計測分野の国際誌「Optics & Laser Technology」に掲載されました。

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="図" src="/news/research/uploads/20260806press_nin.png" width="780" /><span class="s1-2r" ><br>提案手法のコンセプトと原理、(a)測定面の微小なスロープ、(b) それぞれの位置に応じて変化する光コム干渉法のピーク波形、<br>(c)SPMを施した場合の干渉ピーク波形、(d) 提案する新しい信号処理法によって復元される位相分布と干渉ピークエンベロープ</span></div>



<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>従来の"見えない領域"を解消し、生体組織や透明材料の微小変位・断層構造を一度に計測できる新手法を確立</li>
<li>数十 nm 精度と1秒の高速取得を両立し、非接触での3D検査と高速トモグラフィ計測を実現</li>
<li>単一光源・単一カメラで動作し、医療イメージング装置や顕微鏡システムへの組み込みが容易な高性能計測系を構築</li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260806press01.pdf" target="_blank">光コムで生体組織の"わずかな動き"までとらえる新しい3D計測技術を開発<br>－ナノ変位の検出と高速断層イメージングで医療・産業応用に前進ー</a></p>



<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Optics & Laser Technology</li>
<li><b>論文名：</b>Optical comb-based interferometry with sinusoidal phase modulation for full-field surface profile and tomographic measurement</li>
<li><b>著　者：</b>Samuel Choi, Souta Miura, Atsuto Sugai, Shivam Kumar Chaubey, Fumiaki Nin, Hiroshi Hibino, Osami Sasaki.</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1016/j.optlastec.2026.115926">10.1016/j.optlastec.2026.115926</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>(注) 光周波数コム（Optical Frequency Comb）</b><br>光の周波数（光の色）が、櫛（くし）の歯のように等間隔に並んだ特殊なレーザ光。多数の周波数をもつ光波が正確にそろっているため、「光の物差し」として距離計測や分光分析に使われる。非常に高い精度で光の周波数を扱えることが特徴。</li>
</ul>
]]>
        
    </content>
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    <title>光子ビームで反Ｋメソンを含む原子核の観測に初成功</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/08/entry05-15249.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15249</id>

    <published>2026-08-05T05:00:00Z</published>
    <updated>2026-08-05T05:00:24Z</updated>

    <summary>中性子星の謎などに迫る新たな観測 　大阪大学核物理研究センターの小早川亮特任研究...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>中性子星の謎などに迫る新たな観測</h3>
<p>　大阪大学核物理研究センターの小早川亮特任研究員、石川貴嗣教授、岐阜大学教育学部の住濱水季教授、京都産業大学理学部の新山雅之教授、東北大学先端量子ビーム科学研究センターの大西宏明教授、韓国・高麗大学校のJung Keun Ahn教授、中国近代物理研究所の村松憲仁教授、理化学研究所仁科加速器科学研究センターのYue Ma専任研究員、京都大学理学研究科の冨田夏希准教授、台湾中央研究院のWen-Chen Chang教授、カナダ・サスカチュワン大学のChary Rangacharyulu教授らの国際共同研究グループ 「LEPS2/Solenoidコラボレーション」は、下図のような通常とは異なる「糊」が陽子と中性子を結びつけた原子核を、光子ビームを使った実験において、世界で初めて観測することに成功しました。具体的には反Kメソン<sup>※1</sup>と呼ばれる粒子が陽子や中性子を強く結びつけた状態です。<br>
　実験は、兵庫県にある大型放射光施設SPring-8<sup>※２</sup>のレーザー電子光<sup>※３</sup>実験施設LEPS2における大型ソレノイド分光装置を使った初めての成果です。LEPS2は大阪大学核物理研究センターと東北大学先端量子ビーム科学研究センターが共同で運用しています。<br>
　身の回りの物質を構成する原子の中心には陽子と中性子からなる原子核があります。湯川秀樹博士によりπメソン<sup>※４</sup>(π中間子)という粒子が、陽子や中性子を糊のように結びつけていることがわかりました。陽子や中性子、そしてπメソンは、物質の最小構成要素である素粒子のクォークの中でuクォークとdクォーク、およびこれらの反クォークでできています。クォークには他にも種類があり、クォークが集まってできる粒子をハドロンと呼んでいます。ハドロンには3つのクォークからなるバリオン、クォークと反クォークからなるメソンの2種類があります。しかし非常に密度の高い中性子星の内部などでは、陽子や中性子がもたないsクォークを含む特殊な原子核（ハイパー核）が存在すると考えられておりますが、sクォークを含む反Kメソンが糊として働くような原子核(反Kメソン原子核)が存在するかは謎でした。<br>
　今回、LEPS2/Solenoidコラボレーションでは、光子ビームを使って重陽子から反Kメソン原子核を生成・観測することに成功しました。ｓクォークを含まない光子・重陽子衝突からの生成に初めて成功したことにより、反Kメソンが原子核を作り上げる糊としてしっかり働いていることが明らかにされました。これまで茨城県那珂郡東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)における反Kメソンビームの実験で候補となる存在が見つかっていますが、全く異なる反応(ビーム)で同じ状態が見つかった、すなわち反Kメソン原子核状態が存在する可能性が高まった、ということを意味します。また生成された反Kメソン原子核の運動量分布から、通常の原子核である重陽子に比べ、二つの核子がより引き寄せられた状態である可能性が強く示唆されました。このことは、未だよくわかっていない高密度の核物質<sup>※５</sup>や中性子星<sup>※６</sup>の内部構造を理解するために極めて重要な情報をもたらし、進展が期待されます。<br>
　本研究成果は、国際的な物理専門誌「Physics Letters B」に、2026年7月9日（木）に公開されました。

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="図" src="/news/research/uploads/20260805press_sumihama.png" width="780" /><span class="s1-2r" ><br>反Kメソンが入り込み、糊のように陽子や中性子（合わせて核子）を強く結びつける原子核</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>「反Kメソン」と呼ばれる特殊な粒子が「糊」となって陽子や中性子を強く結びつけた原子核を、光子ビームを使った実験で初めて観測した</li>
<li>反Kメソン原子核の運動量分布を参照することでほかの現象との判別が可能になった</li>
<li>高密度核物質や中性子星の内部構造といった物質の起源に迫る理解の進展に期待</li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260805press02.pdf" target="_blank">光子ビームで反Ｋメソンを含む原子核の観測に初成功<br>－中性子星の謎などに迫る新たな観測ー</a></p>


<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Physics Letters B</li>
<li><b>論文名：</b>Evidence for a <em>K ̅NN</em> quasi-bound state in the <em>γd→K<sup>0</sup>Λp</em> reaction</li>
<li><b>著　者：</b>R. Kobayakawa, J.K. Ahn, S. Ajimura, W.-C. Chang, M.-L. Chu, S. Daté, T. Gogami, T.A. Hashimoto, T. Hotta, T. Ishikawa, H. Katsuragawa, H. Kohri, Y. Ma, M. Miyabe, K. Mizutani, N. Muramatsu, T. Nakano, T. H. Nam, M. Niiyama, Y. Nozawa, Y. Ohashi, H. Ohkuma, H. Ohnishi, T. Ohta, C. Rangacharyulu, S.Y. Ryu, Y. Sada, H. Shimizu, M.Sumihama, S. Suzuki, S. Tanaka, A.O. Tokiyasu, N. Tomida, K. Watanabe, T. Yorita, C. Yoshida, and M. Yosoi (LEPS2/Solenoid Collaboration)
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1016/j.physletb.2026.140719">10.1016/j.physletb.2026.140719</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>※１ 反Kメソン</b><br>反K(ケイ)中間子とも呼ばれる。反uクォークまたは反dクォーク、およびsクォークからなるメソン。核子との間に非常に強い引力が働くことが知られており、核子同士を強く束縛する「糊」として働く可能性がある。</li>
<li><b>※２ SPring-8</b><br>兵庫県播磨科学公園都市にある世界最高性能の大型放射光施設。8 GeVまで加速した電子から放射光（X線）を発生させ、物質・生命・材料科学など幅広い研究に利用されている。本研究では、LEPS2ビームラインでレーザー電子光を用いたハドロン生成実験を行った。</li>
<li><b>※３ レーザー電子光</b><br>高エネルギー電子にレーザー光を正面衝突させて発生させる高エネルギーガンマ線。散乱後の電子の運動量を測定することで、それぞれのガンマ線のエネルギーを高い精度で決定（標識化）できる。</li>
<li><b>※４ πメソン</b><br>π(パイ)中間子とも呼ばれる。uクォークまたはdクォーク、および反uクォークまたは反dクォークからなるメソンの総称。陽子や中性子(核子)の間に働く力を伝え、原子核を形作る「糊」のような役割を果たす。</li>
<li><b>※５ 核物質</b><br>陽子や中性子（核子）が隙間なく集まった高密度の物質。通常の原子核も小さな核物質と考えることができる。反Kメソンが核子同士を強く束縛すると、通常の原子核よりさらに高密度な核物質が実現する可能性があり、その研究は中性子星内部の超高密度物質の理解にもつながると期待されている。</li>
<li><b>※６ 中性子星</b><br>太陽の約8倍以上の質量をもつ恒星が一生の最後に超新星爆発を起こした後に残る超高密度の天体。太陽の約1～2倍の質量が直径約20 kmの球に詰め込まれている。内部には原子核を超える高密度の物質が存在すると考えられており、反Kメソンと核子の相互作用を理解することは、そのような極限環境の物質の性質を解明する手掛かりになる。</li>


</ul>
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    </content>
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    <title>文部科学省「先端研究基盤刷新事業（EPOCH）」に採択されました</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/08/entry03-15248.html" />
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    <published>2026-08-03T00:21:39Z</published>
    <updated>2026-08-03T00:23:15Z</updated>

    <summary></summary>

    
    
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    <title>大質量星団は、銀河最強クラスの宇宙線加速器だった</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/07/entry27-15228.html" />
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    <published>2026-07-27T06:00:00Z</published>
    <updated>2026-07-27T06:00:49Z</updated>

    <summary>100年来の謎「宇宙線の起源」解明に大きく前進 　岐阜大学工学部の 佐野栄俊 准...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>100年来の謎「宇宙線の起源」解明に大きく前進</h3>
<p>　岐阜大学工学部の 佐野栄俊 准教授と、名古屋大学大学院の 福井康雄 名誉教授らの研究チームは、国立天文台、オーストラリアの西シドニー大学、アデレード大学などとの共同研究により、銀河系最大の質量をもつ星団Westerlund 1（ウェスタールンド1）において、銀河最強クラスの宇宙線<sup>注1)</sup>が発生していることを世界で初めて示しました。<br>
　本研究は、ガンマ線望遠鏡H.E.S.S.による最新の観測成果と、名古屋大学や岐阜大学などが南米チリで共同運用するNANTEN2電波望遠鏡、ならびに国立天文台のアステ電波望遠鏡で得られた星間雲<sup>注2)</sup>の観測結果を詳細に比較することで得られました。<br>
　本研究によって、大質量星団ウェスタールンド1周辺から放射されている高エネルギーガンマ線<sup>注3)</sup>が、宇宙線陽子によって発生していることが明らかになりました。ウェスタールンド1は、銀河最強クラスの宇宙線加速器「PeVatron（ペバトロン）<sup>注4)</sup>」のひとつであるとみられ、100年来の謎とされてきた宇宙線の起源解明に大きく前進しました。<br>
　また、本研究の副産物として、ウェスタールンド1星団そのものの形成過程も明らかになりました。２つの異なる分子雲（高密度な星間雲）が、秒速20キロメートル以上の速度差で、およそ400-500万年前に衝突したことで、銀河系最大の質量をもつ星団が誕生したと考えられます。<br>
　本研究成果は、2026年6月10日付で天文学術雑誌「アストロフィジカルジャーナル」に掲載されました。<br><br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="研究概要" src="/news/research/uploads/20260727press_sano.png" width="900" /><br><span class="s1-3r" >(a) H.E.S.S.ガンマ線望遠鏡によるウェスタールンド1の周りのガンマ線画像と、(b) ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による星団中心部の赤外線画像</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>大質量星団「ウェスタールンド1」に付随する星間雲を電波観測で初めて特定しました。</li>
<li>星間雲分布とガンマ線注分布の一致から、ウェスタールンド1周辺のガンマ線が、宇宙線陽子と星間雲の衝突によって発生したことを明らかにしました。</li>
<li>ウェスタールンド1は、銀河最強クラスの宇宙線加速器「ペバトロン」のひとつであることを示しました。</li>
<li>星間雲同士の「衝突」によって星団が形成された痕跡も発見しました。</li>

</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260727press02.pdf" target="_blank">大質量星団は、銀河最強クラスの宇宙線加速器だった<br>〜100年来の謎「宇宙線の起源」解明に大きく前進〜</a><br>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>The Astrophysical Journal</li>
<li><b>論文名：</b>Discovery of Molecular and Atomic Gas associated with HESS J1646-458 (Westerlund 1): Spatial TeV Gamma-Ray and Interstellar Proton Correspondence</li>
<li><b>著　者：</b>佐野栄俊, 福井康雄, 藤森将太, 村瀨建, Rami Z. E. Alsaberi, Miroslav D. Filipović, Gavin Rowell, 有賀麻貴, 淺野裕也, Bhuvana G. Rajendra, 出町史夏, Sabrina Einecke, 深谷直史, 濵田莉来, 井上陽登, 鎌﨑剛, Sanja Lazarević, 南谷哲宏, Zachary Smeaton, 須藤広志, 立原研悟, 高羽浩, 柘植紀節, 山田麟
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.3847/1538-4357/ae6337">10.3847/1538-4357/ae6337</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>注1）宇宙線</b><br>宇宙から地球に降り注ぐ高エネルギー粒子放射線。宇宙線の主成分は陽子で、その10分の1のヘリウム原子核と、100分の1以下の電子・その他の原子核から構成される。蛍光灯ひとつは3電子ボルトのエネルギーを放つが、銀河系で最も高い宇宙線のエネルギーは約3,000兆（3×10<sup>15</sup>または3ペタ）電子ボルトと言われている。これは、地球上にある粒子加速器で実現できる最大エネルギーの400倍以上に相当する。</li>
<li><b>注2）星間雲</b><br>星と星の間を満たす、水素からなるガス状の塊。中性水素原子から構成される低密度星間雲（1～100個/cc程度）を原子ガス雲、中性水素分子を主成分とする高密度星間雲（約1,000個/cc以上）を分子雲と呼ぶ。この分子雲が何らかの仕組みで圧縮されることで、太陽のような自ら光る星（恒星）が生まれる。</li>
<li><b>注3）ガンマ線</b><br>電磁波のひとつで、波長が約0.01ナノメートルよりも短いものを指す。ガンマ線を放射する物理過程は複数存在し、そのひとつが陽子起源ガンマ線であり、宇宙線の陽子が星間雲中の陽子（水素）と衝突することで発生する。このときガンマ線の光度分布は、宇宙線の標的となる星間雲の密度分布と一致する（正の相関を示す）ことが知られている。</li>
<li><b>注4）PeVatron（ペバトロン）</b><br>3,000兆（3×10<sup>15</sup>）電子ボルトに匹敵する、銀河系で最大のエネルギーを持つ宇宙線を加速（発生）できる天体の総称。ペバトロンの正体については、ブラックホールや大質量星団、超新星爆発などの候補天体種族が提案されているものの、議論が続いている。</li>


</ul>
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    </content>
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    <title>免疫介在性中枢神経疾患の病態メカニズムを解明：疾患活動性や再発リスクを反映する新規バイオマーカー「TNFRSF9」を発見</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/07/entry27-15227.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15227</id>

    <published>2026-07-27T01:00:00Z</published>
    <updated>2026-07-27T02:00:34Z</updated>

    <summary>　岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野の木村暁夫臨床教授、下畑享良教授、竹...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<p>　岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野の木村暁夫臨床教授、下畑享良教授、竹腰顕助教、同研究科寄生虫学・感染学分野の前川洋一教授らの研究グループは、藤田医科大学、聖マリアンナ医科大学、新潟大学との共同研究により、自己免疫性グリア線維性酸性タンパク質アストロサイトパチー（autoimmune glial fibrillary acidic protein astrocytopathy: GFAP-A）<sup>(注1)</sup>の病態解明と治療法確立につながる知見を発表しました。<br>
　GFAP-Aは、脳や脊髄で炎症が生じる免疫介在性中枢神経疾患です。ステロイド治療が有効である一方、難治例や再発例が存在し、認知機能障害や歩行障害などの後遺症を伴う例も少なくありません。<br>
　研究の結果、患者の脳脊髄液中で「TNFRSF9（Tumor Necrosis Factor Receptor Superfamily Member 9）<sup>(注2)</sup>」が上昇し、疾患活動性や重症度、再発と関連していることが分かりました。TNFRSF9は、活性化T細胞・NK細胞に発現する共刺激受容体で、細胞表面型・分泌型が存在します。TNFRSF9が、GFAP-A患者の中枢神経内においてCD8陽性T細胞の活性化やサイトカイン産生と関連し、本疾患の病態に関与している可能性が推測されました。さらに、TNFRSF9は、新たなバイオマーカーおよび治療標的となる可能性が示され、今後の治療法開発への貢献が期待されます。<br>
　本研究成果は、現地時間2026年7月17日にNeurology誌のオンライン版で発表されました。<br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="図" src="/news/research/uploads/20260727press_kimura_.png" width="950" /><span class="s1-2r" > </span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>GFAP-Aは、脳や脊髄に炎症が起こる免疫介在性中枢神経疾患の一つですが、その病態機序は十分に解明されておらず、確立した治療法もありません。</li>
<li>本研究では、GFAP-A患者の脳脊髄液中で、活性化T細胞やNK細胞に発現する共刺激受容体「TNFRSF9」が、他の神経疾患と比較して有意に増加していることを明らかにしました。</li>
<li>脳脊髄液中のTNFRSF9濃度は、炎症性サイトカイン（IL-6、TNF-α）<sup>(注3)</sup>およびアストロサイト障害マーカーであるglial fibrillary acidic protein（GFAP）との相関が認められました。さらに、臨床像との比較検討により、疾患活動性や重症度、さらには再発リスクを反映する有望なバイオマーカーとなる可能性が示されました。</li>
<li>本研究成果は、GFAP-Aの病態解明を進展させるだけではなく、新たな治療標的の探索や治療法の確立につながることが期待されます。</li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260727press01.pdf" target="_blank">免疫介在性中枢神経疾患の病態メカニズムを解明：<br>疾患活動性や再発リスクを反映する新規バイオマーカー「TNFRSF9」を発見</a></p>


<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Neurology</li>
<li><b>論文名：</b>Involvement of TNFRSF9 in the Pathogenesis of Autoimmune Glial Fibrillary Acidic Protein Astrocytopathy</li>
<li><b>著　者：</b>Akio Kimura, Akira Takekoshi, Yoichi Maekawa, Keiko Tanaka, Yoshihisa Yamano, Kuniaki Saito, Masao Takemura, Yasuko Yamamoto, Takayoshi Shimohata</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1212/WNL.0000000000218306">10.1212/WNL.0000000000218306</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>(注1) 自己免疫性GFAPアストロサイトパチー（autoimmune GFAP astrocytopathy: GFAP-A）</b><br>近年新たに確立された免疫介在性中枢神経疾患であり、患者の脳脊髄液中において、アストロサイトに発現する中間径フィラメントの一つであるglial fibrillary acidic protein（GFAP）に対する自己抗体（GFAP抗体）が検出されることにより診断されます。<br>
本疾患の発症年齢の中央値は50代ですが、小児から高齢者まであらゆる年齢層に発症し、男性に多い特徴があります。一般的に髄膜脳炎・髄膜脳脊髄炎を呈しますが、臨床像は多彩であり、頭痛や発熱を初期症状として、その後、意識障害、振戦・ミオクローヌス・運動失調などの運動異常症、認知機能障害、排尿障害を比較的高頻度に認めます。視神経乳頭浮腫や呼吸障害をきたし人工呼吸器管理を必要とすることもあります。頭部造影MRIにて、側脳室周囲にみられる線状血管周囲造影病変、脊髄MRIにて、3椎体以上に及ぶ連続性の長大脊髄病変を合併することもあります。治療としてはステロイド療法が有効である一方、治療開始後6か月以降も日常生活に介助を要する患者が一定数存在し、再発率は10.5％とされ、認知機能障害、排尿障害、歩行障害を後遺症として残すことがあります。</li>
<br>
<li><b>(注2) TNFRSF9（別名：CD137または4-1BB）</b><br>腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーに属する分子であり、膜結合型および可溶型の両形態で存在します。主にT細胞（特にCD8陽性細胞傷害性Tリンパ球）やNK細胞に発現し、抗原提示細胞との相互作用や炎症環境下でその発現が誘導されることが知られています。TNFRSF9はリガンドとの結合によりT細胞の増殖、生存およびサイトカイン産生を促進し、免疫応答を増強する機能を有します。</li>
<br>
<li><b>(注3) 炎症性サイトカイン</b><br>免疫細胞（マクロファージ、T細胞、樹状細胞など）から分泌され、炎症反応を促進するシグナル伝達蛋白です。主な炎症性サイトカインとしてTNF-α（Tumor Necrosis Factor-α）、IL-1β（Interleukin-1β）、IL-6、IFN-γ（Interferon-γ）等が知られています。</li>

</ul>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>骨肉腫の「肺転移」を抑制するメカニズムを解明：骨肉腫の新規治療標的を発見</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/07/entry16-15203.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15203</id>

    <published>2026-07-16T05:00:00Z</published>
    <updated>2026-07-16T05:00:25Z</updated>

    <summary>　岐阜大学大学院医学系研究科整形外科学の秋山治彦教授、河村真吾講師、槇利衣大学院...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<p>　岐阜大学大学院医学系研究科整形外科学の秋山治彦教授、河村真吾講師、槇利衣大学院生らの研究グループは、愛媛大学との共同研究で、解糖系の代謝酵素である「乳酸脱水素酵素A（LDHA）<sup>(注1)</sup>」の抑制が骨肉腫の肺転移を抑制することを新たに発見しました。<br>
　骨肉腫は小児・若年者に多く発症する悪性骨腫瘍であり、肺に転移すると予後が不良となります。本研究では、解糖系酵素である乳酸脱水素酵素A（LDHA）に着目し、骨肉腫の肺転移における役割を詳しく調べました。<br>
　その結果、マウス骨肉腫細胞においてLDHAの発現を抑制すると、がんの転移<sup>(注2)</sup>プロセスである細胞の遊走および浸潤能が低下しました。また、マウス肺転移モデルではLDHA抑制により肺への転移が有意に抑制されました。その背景に、LDHAが制御する下流経路として「ヘッジホッグシグナル<sup>(注3)</sup>」が関与していることを特定しました。この検証実験を行ったところ、LDHAの発現抑制に伴いヘッジホッグシグナル関連分子の発現が低下することを確認しました。<br>
　さらに、ヘッジホッグ阻害薬「ビスモデギブ<sup>(注4)</sup>」を用いた実験では、骨肉腫細胞の遊走・浸潤を抑制するとともに、マウス肺転移モデルにおいても肺への転移が抑制されました。<br>
　ヒト骨肉腫細胞と患者由来骨肉腫検体においてもLDHAとヘッジホッグシグナル関連分子の発現に相関が認められました。そして、ヒト骨肉腫細胞においても、LDHAの発現抑制によりヘッジホッグシグナル活性および遊走・浸潤能の低下が確認されました。<br>
　これらの結果から、マウスと同様にヒト骨肉腫においても、LDHAはヘッジホッグシグナルの上流で機能し、骨肉腫細胞の遊走・浸潤を促進することが示されました。これらの結果は、LDHA-ヘッジホッグシグナル伝達がヒト骨肉腫の肺転移にも関与する可能性を示唆しています。<br>
　本研究は、LDHA-ヘッジホッグ伝達経路を骨肉腫肺転移の新たな創薬標的として、マウスでの知見をヒト疾患へ外挿できる可能性を示しています。<br>
　本研究成果は、現地時間2026年6月25日にCancer Research Communications誌のオンライン版で発表されました。<br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="本研究の概要図" src="/news/research/uploads/20260716press_akiyama.png" width="800" /><span class="s1-2r" ><br>本研究の概要図</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>骨肉腫は小児および若年者に最も多い悪性骨腫瘍で、肺転移が患者の予後を大きく左右します。</li>
<li>本研究では、まずマウス骨肉腫モデルを用いて肺転移のプロセスを解明し、その結果がヒト骨肉腫細胞や患者由来の腫瘍組織にも当てはまることを検証しました。</li>
<li>マウス骨肉腫細胞では「乳酸脱水素酵素A（LDHA）」を作る量を減らすと、肺転移を抑制することを発見しました。</li>
<li>LDHAはヘッジホッグシグナルという細胞間の情報伝達システムを介して骨肉腫細胞の移動（遊走・浸潤）を高め、その結果として肺へのがんの転移を促進することを明らかにしました。</li>
<li>臨床で使用されるヘッジホッグ阻害薬「ビスモデギブ」はマウスモデルにおいて遊走・浸潤、そして肺転移を抑制することを確認しました。 </li>
<li>ヒト骨肉腫細胞および患者由来臨床検体においてもLDHA-ヘッジホッグ伝達経路との関連が確認され、マウスの転移プロセスがヒトの骨肉腫にも関係している可能性が示されました。</li>
<li>本研究は、LDHA-ヘッジホッグ伝達経路が骨肉腫の肺転移の新たな創薬標的として、そして肺転移のバイオマーカー<sup>(注5)</sup>や患者層別化研究の基盤となる成果です。 </li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260716press01.pdf" target="_blank">骨肉腫の「肺転移」を抑制するメカニズムを解明：骨肉腫の新規治療標的を発見</a></p>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Cancer Research Communications</li>
<li><b>論文名：</b>Ldha Regulates Osteosarcoma Lung Metastasis through Hedgehog Signaling</li>
<li><b>著　者：</b>Rie Maki, Shingo Komura, Akihito Nagano, Ayumi Niwa, Hiroyuki Tomita, Yuuki Imai, Haruhiko Akiyama</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1158/2767-9764.CRC-25-0163">10.1158/2767-9764.CRC-25-0163</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>(注1) 乳酸脱水素酵素A （LDHA）</b><br>細胞がエネルギーをつくる際に働く酵素の一つで、糖を分解して乳酸をつくる過程（解糖系）を助けています。がん細胞ではLDHAが過剰に働くことが多く、がん細胞の増殖や生存、転移に関与することが知られています。</li>
<li><b>(注2) がんの転移</b><br>がん細胞は周囲へ移動する「遊走」と組織へ入り込む「浸潤」の能力を獲得し、血液やリンパ管を介して遠くの臓器へ広がります。このように別の臓器で新たな腫瘍を形成する現象が「転移」であり、多くのがん患者さんの予後に大きく影響します。</li>
<li><b>(注3) ヘッジホッグシグナル</b><br>胎児の発生や組織の形成を調節する細胞間の情報伝達システムです。通常は発生時に重要な働きをしますが、がんでは異常に活性化し、がん細胞の増殖や転移を促進することがあります。</li>
<li><b>(注4) ビスモデギブ（Vismodegib）</b><br>ヘッジホッグシグナルという細胞の増殖や発達を調節する仕組みを抑える薬です。一部のがんではこのシグナルが過剰に働いているため、その働きを抑えてがんの進行を防ぐことを目的として使用されます。</li>
<li><b>(注5) バイオマーカー（生物学的指標）</b><br>病気の有無や進行度、治療に対する反応などを客観的に測定・評価できる「体内のサイン（目印）」のことです。血液、尿、遺伝子、タンパク質など、体内の様々な物質や状態がこれに該当します。</li>
</ul>
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    </content>
</entry>

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    <title>脳の信号伝達を支える糖鎖を発見</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/07/entry14-15195.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15195</id>

    <published>2026-07-14T05:00:00Z</published>
    <updated>2026-07-14T05:01:22Z</updated>

    <summary>糖鎖合成酵素MGAT5Bが伝達の速度とタイミングを制御 　岐阜大学糖鎖生命コア研...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>糖鎖合成酵素MGAT5Bが伝達の速度とタイミングを制御</h3>
<p>　岐阜大学糖鎖生命コア研究所の木塚 康彦教授、自然科学技術研究科修士課程2年生の冨田 崇羽さん、日本医科大学大学院の加藤 大輔大学院教授らの研究グループは、広島大学、岐阜薬科大学、東北医科薬科大学との共同研究で、脳においてO-マンノース(Man)型と呼ばれる糖鎖が神経の速い伝達に不可欠であることを発見しました。<br>
　タンパク質に付く糖鎖<sup>1)</sup>には膨大な種類が存在しており、その形はタンパク質によって異なります。これら糖鎖は、細胞の中で多くの糖鎖合成酵素の働きによって作られ、様々な生命現象や疾患との関わりが報告されています。<br>
　本研究では、脳において脱髄(だつずい)<sup>2)</sup>疾患などに関わるO-Man型糖鎖<sup>3)</sup>に着目しました。O-Man型糖鎖は、脳に特異的に存在するMGAT5B<sup>4)</sup>(別名GnT-IX)と呼ばれる糖鎖合成酵素によって枝分かれ構造が作られます。MGAT5Bは脱髄疾患や脳腫瘍との関わりが報告されていますが、正常な脳における役割はよくわかっていませんでした。<br>
　本研究では、MGAT5Bを欠損するマウスを用いて解析を行いました。その結果、MGAT5B欠損マウスでは、ランビエ絞輪<sup>5)</sup>とよばれる神経の構造が異常に広がり、それにより神経伝達が遅くなるだけでなく、信号が伝わるタイミングにばらつきが生じ、協調運動能力が低下することなどが明らかになりました。本研究は、脳における糖鎖の新しい機能を明らかにしたもので、脱髄疾患などの病態解明にも繋がることが期待されます。<br>
　本研究成果は、現地時間2026年7月13日にCommunications Biology誌のオンライン版で発表されました。<br>
　なお、本研究は、科学技術振興機構(JST)の創発的研究支援事業の支援を受けて実施しました。<br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="本研究の概要図" src="/news/research/uploads/20260714press_kizuka.png" width="800" /><span class="s1-2r" ><br>本研究の概要図 (図の作製には一部BioRenderを用いた)</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>MGAT5Bは、O-マンノース(Man)型糖鎖と呼ばれる糖鎖の枝分かれを作る酵素で、脳特異的に存在し、脱髄疾患や脳腫瘍などに関わることがわかっています。</li>
<li>MGAT5Bを欠損したマウスでは、神経の効率的な信号伝達に必要なランビエ絞輪という構造が異常に広がり、神経伝達が遅くなるだけでなく、信号が伝わるタイミングにばらつきが生じることで、運動能力が低下していました。</li>
<li>MGAT5Bは、ランビエ絞輪の形成に必要なNF186<sup>6)</sup>というタンパク質に付いているO-Man型糖鎖を修飾することで、NF186の機能を調節していることがわかりました。</li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260714press01.pdf" target="_blank">脳の信号伝達を支える糖鎖を発見<br>～ 糖鎖合成酵素MGAT5Bが伝達の速度とタイミングを制御 ～</a></p>


<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Communications Biology</li>
<li><b>論文名：</b>Branching of <em>O</em>-mannose glycans regulate node of Ranvier organization and saltatory conduction</li>
<li><b>著　者：</b>Shu Tomita, Taichi Nakaishi, Toshiyuki Ishii, Kazuya Ono, Honoka Fujimori, Misuzu Hashimoto, Shiho Ohno, Yoshiki Yamaguchi, Masamitsu Shimazawa, Miyako Nakano, Daisuke Kato*, Yasuhiko Kizuka* (*共同責任著者)</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1038/s42003-026-10622-0">10.1038/s42003-026-10622-0</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>1) 糖鎖</b><br>グルコース (ブドウ糖) などの糖が鎖状につながった物質。遊離の状態で存在するものもあれば、タンパク質や脂質に結合した状態のものもある。デンプン、グリコーゲンなどの多糖は数多くの糖がつながり、糖鎖だけで遊離の状態で存在する。一方タンパク質に結合したものは、数個から20個程度の糖がつながったものが多い。</li>
<li><b>2) 脱髄</b><br>神経細胞は、軸索と呼ばれる長い突起に電気を通すことで、シナプスでつながった別の神経細胞に情報を伝達していく。通常、軸索がミエリン（髄鞘）と呼ばれる絶縁体に覆われて保護されることで正常に電気が伝達されるが、さまざまな原因により髄鞘が破壊されることがあり、それを脱髄という。脱髄が起こると神経の正常な信号伝達ができなくなり、しびれや麻痺を引き起こす。</li>
<li><b>3) O-マンノース型糖鎖</b><br>タンパク質に付く糖鎖の種類の1つで、タンパク質のセリン残基（アミノ酸の1文字表記法でSと表記）もしくはスレオニン残基（1文字表記でT）にマンノース(Man)という糖が結合している。この糖鎖の形成異常は、ある種の筋ジストロフィーの原因となる。MGAT5Bはこの糖鎖の分岐構造を作る。</li>
<li><b>4) MGAT5B</b><br>糖鎖を合成する糖転移酵素の一種で、細胞の中のゴルジ体に存在し、O-Man型糖鎖の枝分かれ構造を作る。GnT-IXとも呼ばれる。</li>
<li><b>5) ランビエ絞輪</b><br>神経の軸索において、絶縁体であるミエリン（髄鞘）が巻き付いていない領域のこと。神経細胞は、ランビエ絞輪ごとに電気信号を飛び飛びに伝達する跳躍伝導を行うことで、素早い信号伝達を行っている。</li>
<li><b>6) NF186</b><br>脳に存在するタンパク質の一種で、O-Man型糖鎖が付いている。Neurofascin186ともいう。NF186を欠損するとランビエ絞輪ができなくなることから、ランビエ絞輪の形成において中心的な役割を果たすことがわかっている。</li>
</ul>
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    </content>
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    <title>星が爆発した現場において、生まれたばかりの星を包む多様な有機分子含んだゆりかごを世界で初めて発見</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/07/entry09-15187.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15187</id>

    <published>2026-07-09T07:00:00Z</published>
    <updated>2026-07-09T07:01:02Z</updated>

    <summary>宇宙における有機分子の多様性や太陽系形成環境への新たな知見がもたらされることを期...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>宇宙における有機分子の多様性や太陽系形成環境への新たな知見がもたらされることを期待
</h3>
<p>　星が爆発した現場で、多様な有機分子を含む星のゆりかごが初めて発見されました。<br>
　新潟大学理学部の下西隆准教授、岐阜大学の佐野栄俊准教授、理化学研究所開拓研究所の古家健次研究員、京都大学の大屋瑶子講師は、アルマ望遠鏡<sup>注1</sup>を用いて、約1600年前に重たい星が爆発した領域を観測し、星の赤ちゃんを包む暖かい分子ガスのゆりかご(ホットコア<sup>注2</sup>)を発見しました。さらに、このゆりかごには、複雑な有機分子<sup>注3</sup>や水をはじめとして、様々な分子が含まれていることも明らかになりました。今回の発見は、超新星爆発<sup>注4</sup>という有機分子にとっては過酷な環境にあっても、生まれたばかりの星はそのゆりかごに守られ、化学的な豊かさが保たれる可能性を示唆しています。本研究は、宇宙における有機分子の多様性や、私たちの住む太陽系が形成された環境の理解などに大きく貢献することが期待されます。この研究成果は、2026年7月1日に天文学論文誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載されました。
<br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="研究概要" src="/news/research/uploads/20260709press_sano.png" width="800" /><br><span class="s1-3r" ><strong>超新星残骸に発見された星の赤ちゃんを包む暖かい分子ガスのゆりかご（ホットコア）の想像図</strong><br>
青色は超新星爆発により生じた高エネルギー粒子や光子、茶色は星間物質を表している。<br>
クレジット：下西隆（新潟大学）[本研究の観測結果に基づき、Google GeminiおよびChatGPTによる描画支援を利用]
</span></div>



<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>星が爆発した現場において、生まれたばかりの星を包む暖かい分子ガスのゆりかごが世界で初めて発見されました。</li>
<li>近くで星が爆発した過酷な環境にあっても、星のゆりかごには様々な種類の有機分子が含まれていました。</li>
<li>生命関連物質の材料となりうる複雑な有機分子は、私たちが思っていたよりずっと過酷な環境でも生き残る可能性が示唆されました。</li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260709press01.pdf" target="_blank">星が爆発した現場において、生まれたばかりの星を包む多様な有機分子含んだゆりかごを世界で初めて発見<br>－宇宙における有機分子の多様性や太陽系形成環境への新たな知見がもたらされることを期待－</a><br>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>The Astrophysical Journal</li>
<li><b>論文名：</b>Survival of Molecular Complexity under Recent Supernova Feedback: Detection of Hot Cores in RX J1713.7-3946</li>
<li><b>著　者：</b>Takashi Shimonishi, Hidetoshi Sano, Kenji Furuya, and Yoko Oya
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.3847/1538-4357/ae6fba">10.3847/1538-4357/ae6fba</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>（注1）アルマ望遠鏡</b><br>アルマ望遠鏡（正式には、アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計、Atacama Large Millimeter/submillimeter Array、ALMA）は、南米チリ共和国北部にあるアタカマ砂漠の標高5000メートルに建設された電波望遠鏡です。パラボラアンテナ66台を組み合わせる干渉計方式の巨大望遠鏡で、ミリ波・サブミリ波領域では分解能・感度ともに世界一の性能を誇ります。アルマ望遠鏡は、国立天文台を代表とする東アジア、米国国立電波天文台を代表とする北米連合、ヨーロッパ南天天文台を代表とするヨーロッパ、及びチリ共和国が協力して建設・運用する国際的な共同プロジェクトです。</li>
<li><b>（注2）ホットコア</b><br>生まれたばかりの星（原始星）の周りでは、分子雲段階で生成された氷が融けることで、暖かい分子ガスが大量に存在する領域が作られます。星の赤ちゃんをゆりかごのように包むこのような暖かい分子ガスの塊は、ホットコアと呼ばれています。暖かいといっても、温度としてはマイナス150度前後からせいぜい室温程度です。星形成初期の分子雲の状態に比べれば十分に暖かいので、ホットという表現が使われます。太陽程度の比較的質量の小さい原始星に付随するホットコアは、ホットコリノと呼ばれることもあります。</li>
<li><b>（注3）複雑な有機分子</b><br>天文学では、6個以上の原子からなる有機分子を「複雑な有機分子」と呼んでいます。</li>
<li><b>（注4）超新星爆発</b><br>太陽よりもおよそ10倍以上の大きな質量を持つ重い星や、一部の近接連星がその生涯を終える時に引き起こす宇宙最大規模の爆発現象のことです。超新星爆発は、鉄より重い元素を作ったり、その強烈な衝撃波により強いX線やガンマ線など発生させたり、高エネルギーの荷電粒子(宇宙線)を加速させたりと、周囲の環境に大きな影響を与えます。爆発時の超新星は一時的に極めて明るくなるため、天体によっては古代の文献にその記録が残っているものもあります。超新星爆発の後に残された星雲状の天体を超新星残骸と呼びます。</li>


</ul>
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>宇宙ジェットが分子雲に衝突する現場を発見</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/06/entry26-15160.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15160</id>

    <published>2026-06-26T01:00:00Z</published>
    <updated>2026-06-26T01:00:08Z</updated>

    <summary>SS 433のX線ジェット再増光の謎に迫る 　山口大学大学院創成科学研究科（理学...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>SS 433のX線ジェット再増光の謎に迫る</h3>
<p>　山口大学大学院創成科学研究科（理学系学域）の酒見はる香 助教（兼・国立天文台野辺山宇宙電波観測所 特任助教）らの研究グループは、岐阜大学工学部電気電子・情報工学科 応用物理コースの佐野栄俊 准教授（兼・大学院自然科学技術研究科知能理工学専攻応用数学物理領域 准教授、工学部附属宇宙研究利用推進センター 准教授）、福井康雄 研究員（兼・名古屋大学理学研究科 名誉教授）、国立天文台科学研究部の町田真美 准教授、アルマプロジェクトの永井洋 准教授などとの共同研究により、銀河系内のマイクロクエーサーSS 433<sup>*1</sup>から東西に伸びる大規模X線ジェット<sup>*2</sup>の再増光領域に、分子雲<sup>*3</sup>が存在することを野辺山45m電波望遠鏡<sup>*4</sup>による観測で明らかにしました。分子雲の位置とX線放射の分布を比較したところ、X線は分子雲のすぐ下流側で明るくなり、よりエネルギーの高いX線放射も分子雲表面付近で強くなることがわかりました。これは、SS 433のジェットが星間分子雲に衝突し、その衝突によって周囲の磁場が強められることで、X線ジェットが再び明るく輝いている可能性を示す成果です。<br>
　この研究成果は"Discovery of CO Clouds Associated with the X-ray Jets of SS 433: Evidence for Shock-Cloud Interaction Enhancing Nonthermal X-ray Emission" として、米国の天文学誌「The Astrophysical Journal Letters」に2026年6月9日 (日本時間)に掲載されました。<br><br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="研究概要" src="/news/research/uploads/20260626press_sano.png" width="900" /><br><span class="s1-3r" >(A) 銀河系内のマイクロクエーサーSS 433の周辺を、X線と電波で見た合成画像。オレンジはX線で明るく輝く大規模ジェット構造、シアンは野辺山45 m電波望遠鏡で観測した一酸化炭素分子が放つ電波を示す。白い星印はSS 433の位置を表す。SS 433から東西に伸びるX線ジェットの再増光領域に、分子雲が存在していることがわかる。<br>
(B, C) (A)の緑色で示した、SS 433の東側および西側のX線ジェット再増光領域を拡大した図。背景の色は野辺山45 m電波望遠鏡で観測した分子雲の分布を、等高線はX線放射の分布を示す。東西両側の再増光領域で、分子雲とX線放射が空間的に対応していることがわかる。この対応関係は、SS 433のジェットが周囲の星間分子雲と相互作用している可能性を示す重要な手がかりである。
</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>SS 433の大規模X線ジェット再増光領域に付随する分子雲を、野辺山45m電波望遠鏡による電波輝線観測で初めて同定した。</li>
<li>東西両側のジェットで、X線放射が分子雲の下流側で強くなることを明らかにし、ジェットと分子雲の相互作用を示す観測的証拠を得た。</li>
<li>ジェットと星間物質の相互作用による乱流・磁場増幅がX線ジェットの再増光を引き起こすという新たな描像を提示し、コンパクト天体ジェットの放射が周囲の星間環境によってどのように変化するかを理解する手がかりを得た。</li>
</ul>

<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260626press01.pdf" target="_blank">宇宙ジェットが分子雲に衝突する現場を発見<br>－SS 433のX線ジェット再増光の謎に迫る－</a><br>


<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>The Astrophysical Journal Letters（2026年）</li>
<li><b>論文名：</b>Discovery of CO Clouds Associated with the X-ray Jets of SS 433: Evidence for Shock-Cloud Interaction Enhancing Nonthermal X-ray Emission</li>
<li><b>著　者：</b>Haruka Sakemi, Hidetoshi Sano, Yasuo Fukui, Mami Machida, Shigeo S. Kimura, Masato I.N. Kobayashi, Kazuho Kayama, Hiroaki Yamamoto, Kengo Tachihara, Hiroshi Nagai
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.3847/2041-8213/ae736b">10.3847/2041-8213/ae736b</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>*1　SS 433</b><br>わし座の方向にある連星系。ブラックホールまたは中性子星と考えられるコンパクト天体と伴星からなり、光速の約26%という非常に高速なジェットを東西方向に噴き出している。ジェットとは、天体の近くから細く絞られて高速に噴き出すプラズマの流れのことである。SS 433は、コンパクト天体を含む連星系から強いジェットが噴き出す「マイクロクエーサー」の代表例である。</li>
<li><b>*2　X線ジェット</b><br>X線で明るく輝いて見えるジェット構造。SS 433では、中心天体の近くだけでなく、中心から離れた東西の領域にも大規模なX線ジェット構造が存在する。</li>
<li><b>*3　分子雲</b><br>主に水素分子からなる低温で高密度の星間ガスの雲。水素分子は直接観測しにくいため、一酸化炭素分子（CO）が放つ電波を手がかりに分布を調べることが多い。</li>
<li><b>*4　野辺山45m電波望遠鏡</b><br>長野県南佐久郡南牧村にある国立天文台野辺山宇宙電波観測所の電波望遠鏡。ミリ波帯の電波観測に用いられ、星間分子ガスの観測などで多くの成果を上げてきた。</li>


</ul>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>乳児の健康を支える「母乳オリゴ糖」をつくる培養細胞を開発</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/06/entry25-15162.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15162</id>

    <published>2026-06-25T06:00:00Z</published>
    <updated>2026-06-25T06:00:30Z</updated>

    <summary>細胞で糖鎖の合成経路を再構築し、多様な母乳オリゴ糖のつくり分けに成功 　岐阜大学...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>細胞で糖鎖の合成経路を再構築し、多様な母乳オリゴ糖のつくり分けに成功</h3>
<p>　岐阜大学糖鎖生命コア研究所の藤田 盛久 教授、木塚 康彦 教授、中嶋 和紀 准教授らの研究グループは、京都大学大学院生命科学研究科の片山 高嶺 教授、加藤 紀彦 准教授らの研究グループとの共同研究で、一般的な培養細胞の中に母乳オリゴ糖（HMO<sup>1）</sup>）の合成経路を再構築することに成功しました。<br>
　母乳には、乳児の栄養となる脂質やタンパク質だけでなく、HMOと呼ばれる多様な糖鎖が豊富に含まれています。HMOは腸内の有用な細菌を選択的に増やしたり、病原体の感染を防いだりするほか、免疫機能や腸・脳の発達を支える重要な役割を担っています。<br>
　研究グループは、哺乳動物由来の培養細胞株において、HMO合成の出発点となる乳糖<sup>2)</sup>をつくるための因子「α-ラクトアルブミン（LALBA<sup>3)</sup>）」が欠けていることに着目しました。LALBA遺伝子を導入すると、細胞内の既存の糖鎖合成装置が働き始め、複数種類のHMOが培養液中に分泌されました。さらに、細胞内でHMOを作る酵素の量を変えることで、合成されるHMOの組成を大きく変えることにも成功しました。本研究は、HMOの「作られる仕組み」を解明し、自在に作り分ける新しい技術への道を開くものであり、腸内細菌研究、さらには健康・医療分野への幅広い応用が期待されます。<br>
　本研究成果は、日本時間2026年6月20日にMetabolic Engineering誌のオンライン版で発表されました。


<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="研究概要" src="/news/research/uploads/20260625press_fujita.png" width="900" /><br><span class="s1-3r" >培養細胞株の中でHMOの合成を再構築</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>通常は母乳オリゴ糖（HMO）をつくらない培養細胞株に、α-ラクトアルブミン（LALBA）を導入し、HMOの合成経路を再構築しました。</li>
<li>早産児や低体重児でみられる壊死性腸炎<sup>4)</sup>の予防因子として注目されているジシアリルラクト-<em>N</em>-テトラオース（DSLNT<sup>5)</sup>）など、少なくとも8種類のHMOを生産しました。</li>
<li>HMOの合成に関わる酵素の組み合わせを変えることで、HMOの種類と割合を調節できることを示しました。</li>
<li>培養細胞でつくったHMOは、乳児腸内に多く存在するビフィズス菌の増殖を促す活性も確認されました。</li>
<li>本成果は、複雑なHMOの生合成機構を解明し、目的に応じたHMOを設計・生産するための新しい研究基盤となります。</li>
</ul>
<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260625press01.pdf" target="_blank">乳児の健康を支える「母乳オリゴ糖」をつくる培養細胞を開発<br>－細胞で糖鎖の合成経路を再構築し、多様な母乳オリゴ糖のつくり分けに成功－</a></p>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Metabolic Engineering</li>
<li><b>論文名：</b>Reconstitution of Human Milk Oligosaccharide Biosynthesis in Cultured Mammalian Cells</li>
<li><b>著　者：</b>Fuki Noda, Aika Ohno, Aruto Nakajima, Hiroko Ichihashi, Kazuki Nakajima, Yasuhiko Kizuka, Takane Katayama, Toshihiko Katoh, and Morihisa Fujita
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1016/j.ymben.2026.102494">10.1016/j.ymben.2026.102494</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>1) HMO</b><br>母乳オリゴ糖（ヒトミルクオリゴ糖）。母乳に豊富に含まれる遊離の糖鎖の総称。乳糖を土台に、フコースやシアル酸などが付加された多様な構造を持ちます。乳児の腸内細菌叢や感染防御に関与します。</li>
<li><b>2) 乳糖</b><br>グルコース（ブドウ糖）とガラクトースが結合した二糖類で、母乳や牛乳に最も多く含まれる糖です。乳児の主要なエネルギー源であるとともに、HMOが合成される際の出発材料（骨格）となります。</li>
<li><b>3) LALBA</b><br>α-ラクトアルブミン。乳糖合成酵素複合体の調節サブユニット。B4GALT1と組み合わさることで、グルコースにガラクトースを付加して乳糖を合成します。</li>
<li><b>4) 壊死性腸炎</b><br>主に早産児や低出生体重児に発症する重篤な腸の病気。腸の組織が炎症を起こして壊死し、重症化すると命に関わることがあります。母乳栄養や特定のHMOが発症リスクを低下させる可能性が報告されています。</li>
<li><b>5) DSLNT</b><br>2個のシアル酸を持つ複雑なHMOで、早産児や低体重児でみられる壊死性腸炎の予防因子として注目されています。</li>
</ul>
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>温暖化によるアユ生態の南方化～海水温の上昇が海洋生活を短縮、長良川の長期データで解明～</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/06/entry15-15140.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15140</id>

    <published>2026-06-15T05:00:00Z</published>
    <updated>2026-06-15T05:00:05Z</updated>

    <summary>　アユは秋に川で生まれ、海に下りて冬を過ごし、春に再び川へ戻る魚です。一般に、ア...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<p>　アユは秋に川で生まれ、海に下りて冬を過ごし、春に再び川へ戻る魚です。一般に、アユの海での生活期間は南方ほど短いことが知られており、川や海の水温がこれに関連していると考えられていました。しかし、その詳しい要因は未解明であり、加えて近年の温暖化の影響についてはまったく分かっていませんでした。<br>
　長野大学共創情報科学部の永山<ruby>滋也<rt>しげや</rt></ruby>教授は、岐阜大学環境社会共生体研究センターの原田<ruby>守啓<rt>もりひろ</rt></ruby>センター長、岐阜県里川・水産振興課の藤井<ruby>亮吏<rt>りょうじ</rt></ruby>氏、岐阜県水産研究所の大原健一氏と共同研究を行い、長良川河口堰で捕獲した遡上アユの日齢と河川・海水温の関係を調べました。その結果、冬季のアユの海洋生活期間が海水温と密接な関係にあること、また温暖化に伴う海水温の上昇によって海洋生活期間が短くなっていることを突き止めました。<br>
　本研究成果は、国際学術誌『Journal of Fish Biology』のオンライン版において、日本時間2026年6月11日に掲載されました。

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="イメージ" src="/news/research/uploads/20260615_press.png" width="1000" /><br><span class="s1-3r" >長良河口堰で捕獲した遡上アユ（左）、摘出した耳石<sup>※1</sup>（中）、研磨した耳石の輪紋の様子（右）
</span></div>


<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>岐阜県水産研究所に長年蓄積されてきた長良川のアユのデータを活用し、アユが冬の海で過ごす期間は海水温と密接に関係しており、この海洋生活期間が温暖化による海水温上昇によって短縮していることを初めて突き止めました。</li>
<li>この結果は、ある特定地域におけるアユの生態が、温暖化によって≪南方の生態―南方ほど海洋生活期間が短い―≫に近づいていることを意味します（アユ生態の南方化）。</li>
<li>過去の研究から、長良川では、温暖化の影響による秋の産卵・孵化の遅延が確認されています。しかし、冬の海洋生活期間が短くなっているために、見かけ上は春の遡上時期に顕著な変化は起きていないと考えられます。</li>
<li>本成果により、川と海を行き来するアユ仔稚魚期の生態の理解が深まるとともに、アユ資源管理方策への貢献が期待されます。</li>

</ul>
<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260615press01.pdf" target="_blank">温暖化によるアユ生態の南方化<br>～海水温の上昇が海洋生活を短縮、長良川の長期データで解明～</a></p>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Journal of Fish Biology</li>
<li><b>論文名：</b>Climate-driven shifts in early life history via shortened marine residence in amphidromous ayu <em>Plecoglossus altivelis</em></li>
<li><b>著　者：</b>Shigeya Nagayama（永山滋也）, Ryouji Fujii（藤井亮吏）, Morihiro Harada（原田守啓）, Kenichi Ohara（大原健一）
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1111/jfb.70533">10.1111/jfb.70533</a></span></li>
<li><b>Article share：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://onlinelibrary.wiley.com/share/author/UFMA4AX7KXCGVQFHNYCQ?target=10.1111/jfb.70533">Climate-driven shifts in early life history via shortened marineresidence in amphidromous ayu <em>Plecoglossus altivelis</em></a></span></li>
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>※１　耳石</b><br>魚の頭の中、内耳にあり、主成分が炭酸カルシウムからなる硬い小構造物で、魚のバランス感覚や聴覚に関与している。成長とともに大きくなり、年輪のような層（成長輪）を形成する。そのため、魚の日齢や年齢の推定に用いられる。また、成長時に耳石に取り込まれる微量元素は、その時の周囲の水環境を反映するため、魚の回遊履歴の推定にも用いられる。</li>
</ul>
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>女性特有の症状・疾患への初期対応を支援－産婦人科医への全国調査で「必須漢方8処方」を明らかに－</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/06/entry12-15141.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15141</id>

    <published>2026-06-12T01:00:00Z</published>
    <updated>2026-06-12T09:05:00Z</updated>

    <summary>　近畿大学東洋医学研究所所長 武田卓 教授、岐阜大学大学院医学系研究科 磯部真倫...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<p>　近畿大学東洋医学研究所所長 武田卓 教授、岐阜大学大学院医学系研究科 磯部真倫 教授らの研究グループは、女性特有の症状に対して、優先的に学ぶべき漢方処方について、産婦人科医を対象に全国調査を実施し、共通して重要と考える「必須漢方8処方」を初めて体系的に明らかにしました。本研究により、更年期症状やPMS（月経前症候群）<sup>※1</sup>など、女性診療で頻繁にみられる症状に対して、産婦人科以外の医師でも実践しやすい漢方診療<sup>※2</sup>の基盤となる処方群が示され、今後、一般診療や産業医領域における女性診療支援への活用が期待されます。<br>
　本件に関する論文が、2026年5月24日に、日本産科婦人科学会とアジアオセアニア産科婦人科学会が発行する公式学術雑誌"Journal of Obstetrics and Gynaecology Research"に掲載されました。<br>

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="イメージ" src="/news/research/uploads/20260612press_isobe.jpg" width="650" /><br><span class="s1-3r" >漢方診療のイメージ　※写真は生成AIです
</span></div>



<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>産婦人科医255人を対象とした全国調査から、女性特有の症状・疾患に対して一般臨床医が優先的に学ぶべき「必須漢方8処方」を初めて明示</li>
<li><ruby>加味逍<rt>かみしょう</rt></ruby><ruby>遙散<rt>ようさん</rt></ruby><sup>※3</sup>、<ruby>桂枝茯苓丸<rt>けいしぶくりょうがん</rt></ruby><sup>※4</sup>、<ruby>当帰芍薬散<rt>とうきしゃくやくさん</rt></ruby><sup>※5</sup>などが、女性診療において産婦人科医が重要と考える漢方に一定の共通認識があることを確認</li>
<li>本研究で選定された8処方を基にした教育資材作成による、一般診療や産業医領域での女性診療支援への活用を期待</li>

</ul>
<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260612press01.pdf" target="_blank">女性特有の症状・疾患への初期対応を支援<br>産婦人科医への全国調査で「必須漢方8処方」を明らかに</a></p>


<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Journal of Obstetrics and Gynaecology Research</li>
<li><b>論文名：</b>Essential Kampo Formulas for General Clinicians Managing Female-Specific Conditions: A Nationwide Survey of Obstetricians and Gynecologists in Japan<br>
（女性特有の症状を診療する一般臨床医に必要な漢方処方―日本の産婦人科医を対象とした全国調査）
</li>
<li><b>著　者：</b>武田卓、磯部真倫、永松健、中島彰俊、齋藤昌利、四元房典
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1111/jog.70340">10.1111/jog.70340</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>※1　PMS（月経前症候群）</b><br>月経前に起こる心身の不調。イライラ、不安、頭痛、むくみなど多様な症状が現れる。</li>
<li><b>※2　漢方診療</b><br>日本で独自に発展してきた伝統医学に基づき、患者の体質や症状全体を総合的に捉えて行われる治療。</li>
<li><b>※3　加味逍遙散（かみしょうようさん）</b><br>更年期症状、PMS、不安感、イライラなどに広く用いられる代表的な婦人科漢方処方。
</li>
<li><b>※4　桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）</b><br>月経不順、月経痛、更年期症状、のぼせ、肩こり、冷えのぼせなど、血流の滞りに関連する不調に用いられる代表的な婦人科漢方処方。
</li>
<li><b>※5　当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）</b><br>冷え、貧血傾向、月経不順、月経痛、むくみ、めまいなど、血行や水分バランスの乱れに関連する不調に用いられる代表的な婦人科漢方処方。</li>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>特定の酵素の作用によって「溶ける／固まる」新しいゼリー素材を開発</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/06/entry04-15110.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15110</id>

    <published>2026-06-04T00:00:00Z</published>
    <updated>2026-06-04T00:00:17Z</updated>

    <summary>病原体を閉じ込め、効果的に薬剤を届ける次世代ゲル 　岐阜大学大学院 連合創薬医療...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>病原体を閉じ込め、効果的に薬剤を届ける次世代ゲル</h3>
<p>　岐阜大学大学院 連合創薬医療情報研究科3年の杉浦 進太郎さんと工学部 化学・生命工学科の池田 将 教授らの研究グループは、特定の酵素の作用によって「溶ける」「固まる」といった状態変化を起こす新しいゼリー状素材の開発に成功しました。<br>
　例えば、老化に関わる酵素「β-ガラクトシダーゼ<sup>(注1)</sup>」がある環境では、ゼリーが溶け、内部に封入した物質を放出することができます。一方、インフルエンザウイルスに関連する酵素「ノイラミニダーゼ<sup>(注2)</sup>」がある環境では、ナノファイバーへと構造変化し、ゼリー状に固化してナノ物質を内部に閉じ込めることができます。<br>
　本成果は、感染症の予防・抑制や、標的部位における医薬品の精密な放出（ドラッグデリバリー）などへの応用が期待されます。<br>
　本研究成果は、世界最大の出版社のひとつ、Wiley-VCH刊行の学術雑誌「Small」に、日本時間2026年6月3日にオンライン版発表されました。

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="研究概要" src="/news/research/uploads/20260603press_ikeda_2.png" width="1000" /><br><span class="s1-3r" ><strong>研究概要</strong><br>糖修飾環状ジペプチド c-IY<sup>S</sup> [ <strong>I</strong> = Isoleucine (イソロイシン), <strong>Y</strong> = Tyrosine (チロシン), <strong>S</strong> (Sugar) = <strong>Gal</strong> (galactose:ガラクトース) または <strong>Neu5Ac</strong> (<em>N</em>-acetylneuraminic acid: <em>N</em>-アセチルノイラミン酸, sialic acid:シアル酸) ]は水溶液中で自己集合してナノ構造体を形成します。さらに、特定の糖加水分解酵素に応答して、「溶ける」「固まる」といった状態変化を示します。
</span></div>

<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>老化関連酵素「β-ガラクトシダーゼ」の作用によって溶解し、あらかじめ内部に封入しておいた医薬品などを放出することができる新しいゼリー状材料の開発に成功しました。</li>
<li>インフルエンザウイルスに関与する酵素「ノイラミニダーゼ」の作用によって凝集し、ゼリー状に固まるナノ粒子の開発に成功しました。</li>
<li>特定の酵素の作用によって「溶ける」「固まる」といった状態変化を分子レベルで制御できる、新たな分子設計技術（糖修飾環状ジペプチド<sup>(注3)</sup>）を確立しました。</li>

</ul>
<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260603press01.pdf" target="_blank">特定の酵素の作用によって「溶ける／固まる」新しいゼリー素材を開発<br>－病原体を閉じ込め、効果的に薬剤を届ける次世代ゲル－</a></p>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b><strong><em>Small</em></strong> 22, e73943 (2026).</li>
<li><b>論文名：</b>Modular Molecular Design and Self-assembled Nanostructures of Saccharide‑Appended Cyclic Dipeptides for Glycosidase‑Responsive Supramolecular Hydrogels</li>
<li><b>著　者：</b>Shintaro Sugiura, Ryuta Tanaka, Sayuri L. Higashi, Aya Shibata, Koichiro M. Hirosawa, Kenichi G.N. Suzuki and Masato Ikeda*
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1002/smll.73943">10.1002/smll.73943</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>注1　β-ガラクトシダーゼ</b><br>糖を分解する酵素の一種で、ラクトースなどのガラクトースを含む糖を加水分解する働きを持つ。生体内では細胞の老化に伴って活性が高まることが知られており、老化細胞の指標として広く利用されている。</li>
<li><b>注2　ノイラミニダーゼ</b><br>インフルエンザウイルスが持つ酵素で、細胞表面の糖鎖の末端にあるシアル酸（細胞間相互作用やウイルス結合に関与する糖）を切断する働きを持つ。ウイルスの増殖・拡散に重要な役割を果たすため、抗インフルエンザ薬の標的となっている。</li>
<li><b>注3　環状ジペプチド</b><br>2つのアミノ酸が結合してできたジペプチドが、環状（リング状）構造をとった分子のこと。通常の直鎖状ペプチドに比べて構造が安定であり、分子同士の相互作用を精密に設計しやすいことから、自己集合材料や機能性分子の設計に利用されている。</li>
</ul>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>がん遺伝子RASを標的とするタンパク質型抗がん剤候補を開発</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/05/entry29-15102.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15102</id>

    <published>2026-05-29T05:00:00Z</published>
    <updated>2026-06-02T05:38:25Z</updated>

    <summary>免疫細胞と協力して腫瘍を消失させる新たな作用機序を解明 　岐阜大学大学院連合創薬...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>免疫細胞と協力して腫瘍を消失させる新たな作用機序を解明</h3>
<p>　岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科の本田 諒 准教授らの研究グループは、長崎大学、国立がん研究センター、徳島大学との共同研究により、がんで高頻度に変異する「RAS<sup>（注1）</sup>」を標的とするタンパク質型pan-RAS阻害薬<sup>（注2）</sup>候補「RRSP-RBD<sup>（注3）</sup>」を開発しました。<br>
　RASは細胞の増殖や生存を制御する重要なタンパク質ですが、RAS遺伝子に変異が生じると、膵がんや大腸がん、肺がんなど多くのがんで治療抵抗性や再発の原因となります。一部のRAS変異を標的とする薬剤は実用化されつつありますが、多様なRAS変異を幅広く標的とする治療法は限られていました。<br>
　本研究では、RASを切断する細菌由来の酵素RRSPにRAS結合ドメインを融合することで、細胞内でRASを効率よく不活化するタンパク質を設計しました。さらに、細胞内送達システムを組み合わせることで、マウスがんモデルにおいて腫瘍の縮小と消失を誘導することを確認しました。また、腫瘍の消失にはがん細胞内のRAS阻害だけでなく、IFNγ<sup>（注4）</sup>とCD8陽性T細胞<sup>（注5）</sup>を介した腫瘍免疫が重要であることを明らかにしました。<br>
　本研究成果は、現地時間2026年5月16日に国際学術誌「Nature Communications」のオンライン版で発表されました。

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="タンパク質型pan-RAS阻害薬の作用機序" src="/news/research/uploads/20260529press_honda.png" width="850" /><br><span class="s1-3r" ><strong>タンパク質型pan-RAS阻害薬の作用機序</strong><br>タンパク質型pan-RAS阻害薬RRSP-RBDが腫瘍細胞内でRASを切断・不活化し、CD8陽性T細胞とIFNγを介して腫瘍壊死を誘導する。
</span></div>

<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>がんで高頻度に変異するRASを広く標的とする、タンパク質型pan-RAS阻害薬候補「RRSP-RBD」を開発しました。</li>
<li>RRSP-RBDは、RASを切断する酵素とRAS結合ドメインを融合させたキメラタンパク質で、細胞内におけるRASシグナルを強力に抑制します。</li>
<li>マウス実験において、一部の腫瘍の縮小と消失を引き起こすことを確認しました。</li>
<li>この腫瘍消失には、免疫物質IFNγと免疫細胞CD8陽性T細胞が重要な役割を果たしていることを明らかにしました。</li>
<li>本成果は、RASを標的とする新しいがん治療タンパク質医薬の開発基盤となるものです。</li>

</ul>
<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260529press01.pdf" target="_blank">がん遺伝子RASを標的とするタンパク質型抗がん剤候補を開発<br>－免疫細胞と協力して腫瘍を消失させる新たな作用機序を解明－</a></p>


<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>Nature Communications</li>
<li><b>論文名：</b>Protein-based pan-RAS inhibitor induces tumor regression in female mice via IFNγ and CD8+ T cell-dependent tumor necrosis</li>
<li><b>著　者：</b>Teiko Komori Nomura, Kazuki Heishima, Hidefumi Mukai, Kosuke Arai, Abdelazim Elsayed Elhelaly, Hirobumi Fuchigami, Shota Warashina, Tsuyoshi Tahara, Fuminori Hyodo, Masayuki Matsuo, Masahiro Yasunaga, Kazunori Aoki, and Ryo Honda
</li>
<li><b>DOI：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/10.1038/s41467-026-73300-z">10.1038/s41467-026-73300-z</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>（注1）RAS</b><br>細胞の増殖や生存を制御するタンパク質。KRAS、HRAS、NRASなどがあり、多くのがんで変異が見られます。</li>
<li><b>（注2）pan-RAS阻害薬</b><br>特定のRAS変異だけでなく、複数のRAS変異やRASファミリーを広く標的とする阻害薬。本研究では、タンパク質を用いる点が特徴です。</li>
<li><b>（注3）RRSP-RBD</b><br>RASを切断する酵素RRSPと、RASに結合するRBDを融合したタンパク質。本研究で開発したpan-RAS阻害薬候補です。</li>
<li><b>（注4）IFNγ</b><br>免疫細胞から分泌されるサイトカインの一種。抗腫瘍免疫の活性化に関わります。</li>
<li><b>（注5）CD8陽性T細胞</b><br>がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃する免疫細胞。本研究では、腫瘍の縮小と消失に重要であることが示されました。</li>
</ul>
]]>
        
    </content>
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    <title>12チャンネル3次元音響センサアレイによる非定常騒音の時空間可視化技術を開発</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/05/entry28-15086.html" />
    <id>tag:www.gifu-u.ac.jp,2026:/news/research//28.15086</id>

    <published>2026-05-28T05:05:00Z</published>
    <updated>2026-05-28T23:34:23Z</updated>

    <summary>車載可能な計測システムを開発、自動車騒音の新たな解析基盤に 　岐阜大学 自然科学...</summary>

    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/">
        <![CDATA[<h3>車載可能な計測システムを開発、自動車騒音の新たな解析基盤に</h3>
<p>　岐阜大学 自然科学技術研究科修士１年の竹原大翔さんと工学部機械システム工学科の寺島修教授らの研究グループは、ダイハツ工業株式会社との共同研究で、広域かつ複雑な音響現象を解明するための「マルチフィジックス同時計測・可視化システム」を構築しました。<br>
　自動車の電動化が進む中、車室内外の微小な非定常騒音（風切り音や動作音など時間とともに特性が変化する音＝非定常音響現象）の低減が急務となっています。こうした騒音は空気の流れ（流体）・構造・音響が複雑に絡み合うため、従来の計測手法では発生要因の特定が困難でした。<br>
　本研究では、12個の3次元音響ベクトルセンサを格子状に配置した独自のアレイシステムを開発し、音響・流速・振動データを20マイクロ秒以内で同期取得する計測基盤を確立しました。<br>
　本研究成果は、2026年5月27日に自動車技術会 春季大会にて発表されました。

<div style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"><img alt="図" src="/news/research/uploads/20260528press_terashima.png" width="900" /><br><span class="s1-3r" >開発した計測装置と車内空調ダクトから発生する音の可視化結果</span></div>

<h3>本研究のポイント</h3>
<ul style="padding-left: 10px;">
<li>世界で初めて、12チャンネルの3次元音響ベクトルセンサアレイと同期信号ジェネレータを一体化した、同時・多点・同期型の音響計測システムを構築しました。</li>
<li>従来計測困難であった、非定常な音響エネルギーの放射・伝播挙動を、実空間の画像上に直接可視化し、定量的に解析できるようになりました。</li>
<li>装置を可搬・車載可能なサイズとすることで、実験室のみならず、実際の車両環境での計測を可能にしました。</li>
<li>岐阜大学の学生が中心となり、空調ダクトの形状差によって生じる空気の流れのはく離と騒音発生の因果関係を、騒音解析を通じて定量的に実証しました。</li>
<li>本システムは、自動車の静粛性向上に向けた現象解明や、デバッグ作業の効率化を支援する新たな解析基盤として活用が期待されます。</li>

</ul>
<h3>詳しい研究内容について</h3>
<p><span class="icoFile left"><a href="/news/research/uploads/20260528press02.pdf" target="_blank">12チャンネル3次元音響センサアレイによる非定常騒音の時空間可視化技術を開発<br>ー車載可能な計測システムを開発、自動車騒音の新たな解析基盤にー</a></p>

<h3>論文情報</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">
<li><b>雑誌名：</b>自動車技術会2026年春季大会 学術講演会 講演予稿集</li>
<li><b>論文名：</b>広域・非定常音響現象のためのマルチフィジックス同時計測・可視化システムの構築</li>
<li><b>著　者：</b>伴武郎, 古澤悠人, 寺島修, 牧野斗哉, 竹原大翔
</li>
<li><b>ISSN：</b><!--<span class="icoBlank left"><a href="https://・・・">-->2435-9742</a></span></li>
<!--<li><b>論文公開ＵＲＬ：</b><span class="icoBlank left"><a href="https://doi.org/">https://doi.org/</a></span></li>-->
</ul>

<!--<h3>謝辞</h3>
<p style="padding-left:20px">科学技術振興機構CREST...</p>-->
<!--
<div style=" BORDER-RIGHT: #cccccc 1px solid; BORDER-TOP: #cccccc 1px solid; BORDER-LEFT: #cccccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #cccccc 1px solid;PADDING: 1px 1px 1px 1px;   margin:10px 10px 10px 10px; padding:20px 20px 20px 20px;" >
<p>【謝辞】科学技術振興機構CREST...</p>
</div> -->

<!--<h3>用語解説</h3>
<ul class="list01" style="padding-left: 10px;">

<li><b>注1）メチロトローフ酵母 <em>Ogataea methanolica</em></b><br>メタノールなどの炭素数が1つの化合物（C1化合物）を唯一の炭素源およびエネルギー源として利用し、増殖できる酵母。工業用酵素や医薬品の製造に広く利用されている。</li>
<li><b>注2）アルコールオキシダーゼ（AOD）</b><br>アルコールを酸化してアルデヒドと過酸化水素を生成する酵素。特にメタノールを基質として酸化する性質を持ち、主に微生物におけるメタノール代謝において重要な役割を果たしている。</li>
<li><b>注3）クライオ電子顕微鏡</b><br>生体高分子の立体構造を解析する手法の一つ。タンパク質などの試料を急速凍結して観察することで、結晶化することなく、アミノ酸や原子の位置を明らかにできる。</li>
</ul>-->
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