お知らせ

令和7年度岐阜大学教育学部公開講座「通常学級を支える校長の特別支援教育マネジメント研修」を開催しました

 本学では、8月19日(火)および12月18日(木)の全2回にわたり、教育学部公開講座「通常学級を支える校長の特別支援教育マネジメント研修」をオンラインで開催しました。本研修は、2023年度に本学教職大学院が教職員支援機構(NITS)と連携し、岐阜県小中校長会とともに開発したものです。今年度は岐阜県内の小中学校の校長先生9名が受講し、小中学校長会から5名がオブザーバーとして参加しました。
 近年、すべての子ども達の可能性を引き出す「令和の日本型学校教育」の実現に向け、校長先生が特別支援教育を推進することが求められています。とくに通常学級における特別支援教育は喫緊の課題である一方、特別支援教育に関する人材や体制は不足しています。
 第1回研修では、「今日の特別支援教育」の講義を受け、テーマごとに各校の取り組みや課題を共有し、解決策を検討しました。
 第2回研修では、校長先生の日頃の問題意識や教育現場での実践・成果を報告し合いました。教員不足や校内体制、継続性、保護者との信頼関係など、多様な課題が示される中、参加者からは「研修や専門家連携が担任の理解を深め、授業改善や学校風土改革を推進すること」「人的資源不足を組織力で補い、担任の孤立防止と協力体制を強化すること」「保護者との信頼構築と外部連携が、子どもの安定に直結すること」の重要性について報告がありました。
 インクルーシブ教育の理念が浸透しつつある一方で、教育現場では依然として人材が不足しています。そのような状況であっても、校長先生が自ら学び、子どもの良さを見て、伸ばす教育の方向性を教職員に示し、外部情報を積極的に取り入れながら、人材育成と組織運営を行っています。本研修を通して、教職員の子どもを見る目や気づきが向上し、児童に良い影響が広がり、保護者の安心につながることが期待されます。

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