工学部化学・生命工学科 村井利昭 教授が 「有機合成化学協会 協会賞(学術的)」を受賞しました
受賞の概要
岐阜大学工学部化学・生命工学科 村井利昭 教授が「有機合成化学協会 協会賞(学術的)」を受賞しました。
有機合成化学協会 協会賞は、有機合成化学または有機合成化学関連産業の発展のために著しく貢献する研究または発明をなした研究者を表彰するため、1959年に創設され、毎年、学術的なものおよび技術的なものそれぞれ2件以内の研究業績が選ばれます。
今年度、村井教授の「典型元素不飽和結合を軸とする反応開発と機能性分子創出への展開」に対して、受賞が決まりました。
2月16日(水)には、オンラインで表彰式が行われ、その後受賞記念講演が行われました。
研究内容
今回受賞対象になった研究では、水素、炭素、窒素、酸素に加えて、元素の周期表ではこれらの元素の下に位置するリン、硫黄、セレンも組込んだ世界で初めての分子を導く新しい方法を開発し、新しい現象の発現や、医薬品合成へも応用し得る反応系を提供しています。
図.すりつぶしと蒸気にさらすことによる発光色の変化
例えば右図に示すように、固体状態で紫外線ランプを照射するとオレンジ色に発光する化合物を乳鉢で15分間すりつぶします。その結果発光色は、くすんだ色に変化します。この固体を3分間アセトン蒸気にさらすと白色発光を示します。
2022.02.28
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